動画やテレビ電話を楽しんだり、テザリングを使ってPCでWEBサイトを閲覧したり、暇さえあればオンラインゲームを楽しんだり、今やスマホさえあれば、いつでもどこでも有意義な時間を満喫することができます。
しかし月々利用できるデータ容量に上限があるデータ定額制や、使った分だけ利用できる従量課金制のプランだと、いちいちデータ通信するたびに支払う料金が気になってしまいますよね。
そんな方には、ひと月に利用できるデータ容量が無制限のプランがおすすめです。
ただし無制限のプランを提供している格安SIMの中には、全く使い物にならない通信速度だったり、通信規制が厳しすぎたりと、ユーザーの不満やトラブルが多いのも事実です。
そこで利用シーンに適した無制限プランの選び方を解説する中で、おすすめの格安SIMを紹介していきます。
データ容量が無制限のプランを選ぶ際の注意点
まず理解しなければいけないのが格安SIMのデータ容量が無制限のプランでは、実際に出る通信速度がデータ容量定額制や従量課金制のプランと比べると、圧倒的に低い傾向にあるということです。
つまり高画質な動画やリアルタイムでオンラインゲームなどをバリバリ利用したいと考えている方には、まずオススメできません。
本来データ容量が無制限のプランを利用したいと考えている方は、こうしたヘビーユーザーの方々なのに、それに対応した通信速度が出ないため、ネットやSNSの書き込みで不満が多くなっています。
さらに通信速度が遅いだけでなく、データ通信が無制限のプランにも関わらず、通信速度の3日制限が適用されます。
なんだかおかしいですよね。
つまりどんなに頑張ってデータ通信しても、実質、月々に利用できるデータ容量は数十GBの大容量プランとさほど変わらなくなってしまうのです。
とはいえ低い画質に抑えて動画を観るなど対策をして、日々のデータ使用量を3日間制限の上限値以内に納めることができれば十分に利用価値のある格安SIMも存在します。
オススメ度No.1:UQモバイル
データ無制限プラン
プラン | 月額料金 | 最大通信速度 | 3日間制限 |
---|---|---|---|
データ無制限 | 1,980円 | 最大500Kbps | 6GB |
データ無制限+音声通話 | 2,680円 |
月々に利用できるデータ容量が無制限でありながら2,000円を切る低価格な料金設定が多きな魅力です。
通信速度は送受信ともに500Kbpsなので決して速いとはいえませんが、auの低価格ブランドというだけあって安定した通信速度が期待できます。
500Kbpsだと高画質な動画をみるのは難しいですが、画質を落とせば動画をみることも可能です。
3日間制限もありますが上限が6GBなので1日あたり2GBのデータ通信が可能です。
速度制限について
ネットワーク混雑回避のために、直近3日間(0~24時までを1日とし、当日を含む直近3日間の通信量)に6GB以上のご利用があったお客様の通信速度を制限させていただく場合があります。制限速度は混雑状況に応じて変動します。
引用元:公式サイト(UQモバイル)
つまり最大60GB/月のデータ通信が1,980円で利用できちゃうんです。
最大500Kbpsという通信速度を使いこなす工夫は必要ですが、うまく使いこなせば非常にコスパの良い料金プランといえるでしょう。
公式サイトはこちら⇒UQモバイル
オススメ度No.2:U-mobile
U-mobile LTE使い放題
プラン | 月額料金 | 最大通信速度 | 3日間制限 |
---|---|---|---|
LTE使い放題(通話プラス) | 1,980円 | Xi/FOMA相当 | 未公表 |
LTE使い放題2(通話プラス) | 2,730円 | ||
LTE使い放題(データ専用) | 2,680円 |
通信速度
通信速度1 Xiエリア 受信最大 150Mbps2、112.5Mbps、100Mbps、75Mbps、37.5Mbps 送信最大 50Mbps2、37.5Mbps、25Mbps、12.5Mbps FOMAエリア 受信最大 14Mbps 送信最大 5.7Mbps 通信料金 利用したデータ量に応じた2段階の定額課金3 引用元:公式サイト(ドコモ)
通信速度がウリのデータ容量が無制限の格安SIMプランです。
月額データ容量定額制のプランと同等の数Mbps〜十数Mbpsの通信速度が期待できます。
ただし3日間制限を公にしておらず
他のお客様のご利用に影響を与えるような短期間での大容量データの送受信は、公平なサービス提供のため、一時的に通信速度の制限を行うことがあります。
引用元:公式サイト(U-mobile)
人によってバラつきはありますが、ユーザーの体験談では直近の1~3日間で1GB~3GB程度(およそ1GB/日)で制限されているようです。※あくまでも個人の感想
U-mobile、「使い放題」なのに1日の使用量が1GBを超えたあたりで、翌日速度制限になる。しかもえげつないくらいの遅さ。いくら注釈があるっていっても「使い放題」じゃなくて、30GB程度の容量ってことだろ。まったく、困ってしまう。
— のぶさん@中国10年⇒大阪 時々 台湾 (@nobu3manyu) 2017年5月24日
U-mobile、◯◯⤵︎⤵︎(ะ`♔´ะ)
最近調子良いと思ってたのに…ついに3日間で1ギガ使ってないのに速度制限中!!(3日目)
日数遅れて制限かけられてるの?
いや、有り得ない有り得ない。
U-mobileのLTE使い放題プランですよ〜( ˙-˙ ╬ )— なお@ギャンブル依存 (@slo8755) 2017年2月26日
U-mobile LTE使い放題プランのまとめ:
・月額料金:やや高い(税別2480円)
・実質速度:混雑時にはかなり遅くなる
・その他:×隠れ速度制限がある(非公式情報で3日間2.4GB前後)— 青海義行 (@oomikoukou) 2017年1月1日
3日間制限のしきい値がわからないので使ってみてから見極めるしかないため、ややギャンブル感は否めません。
しかしLTE高速通信が利用できる無制限プランとしては最も速いデータ通信が期待できる格安SIMです。
公式サイトはこちら⇒U-mobile
オススメ度No.3:DTI SIM
ネットつかい放題プラン
プラン | 月額料金 | 最大通信速度 | 3日間制限 |
---|---|---|---|
データプラン | 2,200円 | 370Mbps(受信)
50Mbps(送信) |
約1~3GB |
データSMSプラン | 2,350円 | ||
音声プラン | 2,900円 |
月々に利用できるデータ容量が無制限でLTE高速通信を利用できて2,200円という低価格な料金設定が魅力です。
ただし実際には月額データ容量定額制のプランより、通信が不安定で速度が遅くなります。
また3日間制限(1〜2日制限)も比較的厳しくて幅もあり
現在の利用者様の平均利用容量から換算すると、1日もしくは連続する2日の通信総量が 1~3GB程度であれば制御対象にあたりません。 また、DTI SIMサービスの設備上の帯域利用状況によっては、3GB以上ご利用可能な場合もあります。
1日〜2日で1〜3GBという規制ルールです。
仮に1GB/2日だった場合、月に15GBしかデータ通信が利用できないことになります。
それでも15GBの定額プランが3,600円なので、2,200円のつかい放題プランの方がお得ではありますが、データ通信をもっと利用したい方は他の無制限プランを選んだ方が得策です。
とはいえ3日間制限の仮説を最低ケースで考えた場合が15GB/月であって、それ以上利用できるはずなので低価格な料金を考えると利用する価値はあるでしょう。
公式サイトはこちら⇒DTI SIM
まとめ
格安SIMのデータ通信容量が無制限のプランはデータ定額制プランより通信速度が遅かったり不安定になったりします。
また3日間制限も適用されるので、実質、大容量プランと同等のデータ通信しかできません。
それでも大容量プランの月額料金と比較すると使い方によっては圧倒的に安く抑えられます。
なお家族や複数デバイスでパケットをシェアして使いたい方には、大容量プランが利用できる格安SIMがおすすめです。