一昔前の格安スマホといえば、値段相応のスペック(処理性能が低い)というイメージでしたが、今の高性能なのに低価格なスマホで溢れかえっています。

中でも3~5万円台のミドルレンジ(~ミッドハイレンジ)の機種が特に人気で、各社しのぎを削っておりコスパが非常に高いです。

そんなミドルレンジで同時期に発売され、人気を二分しているHUAWEI P30 liteとGoogle Pixel 3a(Pixel 3a XL)とあり、どちらを選ぶべきかお悩みの方も多いことでしょう。

 

そこでHUAWEI P30 liteとPixel 3a(XL)の性能やスペック、カメラなどの機能について、比較ポイントと選ぶ際の注意点を分かりやすく解説していきます。

HUAWEI P30 liteとPixel 3a(XL)のスペック・機能の比較一覧

端末名 HUAWEI P30 lite Pixel 3a XL Pixel 3a
メーカー HUAWEI(ファーウェイ) – 中国メーカー google(グーグル) – 米国メーカー
CPU HUAWEI Kirin 710 オクタコア Qualcomm Snapdragon 670 オクタコア
内蔵RAM 4GB 4GB
内蔵ROM 64GB 64GB
外部メモリ 最大512GB
アウトカメラ 2,400万画素+800万画素+200万画素(トリプルレンズ) 1,220万画素
インカメラ 2,400万画素 800万画素
OS Android 9.0 Android 9.0
無線LAN規格 IEEE802.11 a/b/g/n/ac IEEE802.11 a/b/g/n/ac
バッテリー 3,340mAh 3,700mAh 3,000mAh
サイズ 6.15インチ 6.0インチ 5.6インチ
72.7mm 76.1mm 70.1mm
152.9mm 160.1mm 151.3mm
7.4mm 8.2mm 8.2mm
解像度 2,312×1,080 2,160×1,080 2,220×1,080
重量 159g 167g 147g
FDD-LTE B1/3/5/7/8/18/19/26/28 B1/2/3/4/5/8/12/13/17/18/19/21/26/28
TDD-LTE B41 B38/41
W-CDMA B1/2/5/6/8/19 B1/2/4/5/6/8/19
GSM 850/900/1800/1900MHz 850/900/1800/1900MHz
SIMカード nano(DSDV) nano
指紋認証 対応 対応
顔認証
おサイフケータイ 対応
防塵防水
カラー トワイライトシルバー パールホワイト
ミッドナイトブラック ミッドナイトブラック
ピーコックブルー

HUAWEI P30 liteがおすすめなポイント

ほぼ同性能(Pixel 3aの方が若干上)もコスパはP30 liteが上

CPUメーカー(Snapdragon/Kirin)の違いはあるものの、どちらのCPUもオクタコア(ミドル~ミッドハイレンジ)を採用しています。

機種名 P30 lite Pixel 3a(XL)
CPU HUAWEI Kirin 710 オクタコア Qualcomm Snapdragon 670 オクタコア

処理性能(並列処理)に大きな影響を及ぼすメインメモリ(RAM)も両機種ともに4GB積んでおり、データ保存量(ROM)も64GBで同じです。

機種名 P30 lite Pixel 3a(XL)
内蔵RAM 4GB
内蔵ROM 64GB

 

ただし外付けできる外部メモリに大きな違いがあります。

Pixel 3a(XL)は内蔵ROMの容量が小さいうえにmicroSDカードを装着することができないのです。一方、P30 liteでは汎用性の高い最大512GBの大容量microSDカードが装着可能となっています。

機種名 P30 lite Pixel 3a(XL)
カード種別 microSD
メモリ容量 最大512
仕様 独立スロット

またPixel 3a(XL)がシングルスロットなのに対して、P30 liteはDSDV(Dual SIM Dual VoLTE)に対応しており、複数SIMで同時待受けが可能となっています。

 

一方で価格面は、Pixel 3a > P30 lite の順です。※高額 > 低額

以上により、ハードウェア(CPU&メモリ)のコスパだけで比べると、P30 liteの方が上といえそうです。

P30 liteはアウトカメラにトリプルレンズを搭載

インカメラ/アウトカメラにシングルレンズを搭載したPixel 3a(XL)と、アウトカメラにトリプルレンズを搭載するP30 lite。画素数もP30 liteの方が圧倒的に上です。

端末名 P30 lite Pixel 3a(XL)
メインカメラ 2,400万画素 1,220万画素
セカンドカメラ 800万画素
サードカメラ 200万画素
インカメラ 2,400万画素 800万画素

とはいえカメラの性能や機能はレンズ数や画素数だけではないため、特に夜景モードに強みのあるPixel 3a(XL)のアウトカメラは評判も上々です。

Google Pixel 3a(XL)がおすすめなポイント

連続待受時間(バッテリー容量)はPixel 3aの方が長い

バッテリー容量はPixel 3a(XL)が上です。

端末名 P30 lite Pixel 3a XL Pixel 3a
バッテリー 3,340mAh 3,700mAh 3,000mAh

なお急速充電はどちらの機種も対応。

  • Pixel 3a(XL):18 W 急速充電(15 分の充電で最大7 時間使用可能

防塵防水機能に対応した機種はPixel 3a(XL)のみ

意外と日本では防塵防水機能の需要が高く、大手キャリアのスマホも多くの機種が防塵防水機能を兼ね備えています。

iPhoneシリーズも日本市場を狙い撃ちしてかiPhone 7からは防塵防水機能が搭載されています。

そんな中でHUAWEI P30 liteは、あえて基本的に防塵防水機能を入れないで他の機能面や性能面を充実させてコスパを高めており、Pixel 3a(XL)には保護等級指標としては低いスペックではありますが、IP52という防塵防水機能に対応している違いがあります。

おサイフケータイに対応した機種はPixel 3a(XL)のみ

防塵防水機能と同様に、日本で需要の高い機能がおサイフケータイ機能です。P30 liteはおサイフケータイには未対応です。

最近ではPayPayなどのスマホ決済アプリにも注目が集まっていますが、引き続きおサイフケータイ機能を利用したい方はPixel 3a(XL)を選ぶと良いでしょう。

Pixel 3a(XL)の方が対応バンド(周波数帯域)が豊富

それぞれ異なるバンドに対応/未対応の関係性があるものの、P30 liteと比較するとPixel 3a(XL)の方が対応バンドの数が多いです。

とはいえP30 liteも大手キャリア(ドコモ/au/ソフトバンク)の主要バンドに対応しているため、日本国内で利用する上では繋がりやすさに対して、ほとんど差は出ないでしょう。※mineoではP30 liteはトリプルキャリア対応端末としてセット販売予定

海外旅行や海外出張時に現地SIMを借りる場合などには、対応バンド数が多いPixel 3a(XL)の方が有利になる可能性があります。※外国の対応バンドに依存

P30 liteとPixel 3a(XL)がお得に買える格安SIM

格安SIMのサービス内容も踏まえてP30 liteをセット契約したいと考えている場合には、通常価格の最安値を比較して選ぶと良いでしょう。

参考【HUAWEI P30 lite】最安値の比較一覧!

 

一方、Pixel 3a(XL)はMVNOのセット端末として販売は実施していません。大手キャリアかオフィシャルオンラインストア(Google Store)で購入する必要があります。

またP30 liteの場合もセット端末として用意していない格安SIMや、SIMフリーモデルを購入したい場合には、ネット通販や中古ショップで手に入れる必要があります。※SIMフリー版以外(au版、UQモバイル版、ワイモバイル版など)

 

とにかく安くスマホをゲットしたい方には中古ショップのイオシスが品質や品揃え、価格面でおすすめです。※スマホは個人情報も扱う機器なので中古はイオシスなどの専門店を推奨

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