今までは格安SIMでiPhone 6sを利用する場合、SIMフリー版を購入すると高額な端末代金が足を引っ張り、せっかく月額料金が半額以下になっても大きな節約にはならないことが格安SIMの課題となっていました。

 

また大手キャリアで使ていたiPhone 6sが格安SIMでそのまま利用できたとしても、iPhone 6sと回線の相性によってはテザリングなどの機能制限など、使用上の問題点も多々あります。

ところが最近では多くの格安SIMがiPhoneシリーズをセット販売するようになってきました。

ただしセット販売端末にも注意が必要で、各社扱っているiPhone 6sには大きな違いがあるのも事実です。

 

そこで格安SIMでiPhone 6sを使う際の注意点を、お手持ちのスマホで乗り換えるケースとセット購入するケースのメリット・デメリットを交えて詳しく解説していきます。

  1. iPhone 6s(Apple)の特徴

    画面サイズ:
    4.7インチ
    本体サイズ:
    67.1×138.3×7.1mm
    重量:
    143g
    カラー:
    スペースグレイ/シルバー/ゴールド/ローズゴールド
    SIMフリーモデルは6万円台から手に入り、ドコモなら実質負担金は1万円台と手ごろなお値段。4.7インチの細長い画面サイズも操作性が良く人気。バッテリーは最大待受時間が240時間とやや短め。

AppleのiPhoneシリーズは言わずと知れたスマホの超有名ブランドの一つです。

 

iOSを搭載しており、Androidスマホにはない操作性で、特に日本では今でも根強い人気を誇っています。4.7インチの大画面でありながら横幅はコンパクトで片手でも持ちやすく、女性や子供にも操作がしやすい点も魅力の一つです。

 

SIMフリー版は6万円台とやや高めですが、iPhone 7の登場で価格が下落したこともあり、iPhone 7より安いのに性能差がほとんどないため、今でも根強い人気があります。

とにかく安くスマホをゲットしたい方には中古ショップのイオシスが品質や品揃え、価格面でおすすめです。※スマホは個人情報も扱う機器なので中古はイオシスなどの専門店を推奨

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iPhone 6sは利用するキャリア回線によってはテザリングできない?

ドコモ回線の格安SIMプランはテザリングOK

基本的にドコモ回線の格安SIM(プラン)はiPhone 6sでテザリングが利用できます。※Android端末はテザリングできない機種が多い傾向

au回線の格安SIMプランは一部テザリングOK

基本的にau回線の格安SIM(プラン)はiPhone 6sでテザリングが利用できません。※Android端末はほとんどの機種でテザリングが利用可能

ただしKDDI(au)系列のUQモバイルやBIGLOBEモバイルの場合はテザリングが利用可能です。※iPhone 6s以外のau版はNGの機種がある点に注意

 

とはいえ格安SIMのテザリング機能制約は格安SIM(MVNO)の問題というよりは回線を提供する側(au)の問題です。

総務省もMVNOに対する差別を問題視しているため、テザリング機能制約が撤廃されるのは時間の問題かもしれません。

ソフトバンク回線の格安SIMプランはテザリングNG→OK

ソフトバンク回線プランを提供し始めたころはテザリング不可の格安SIMが多かったのですが、最近はテザリングが利用できるようになってきました。※例:2018年4月16日からU-mobile Sでテザリング利用NG→OK

U-mobile Sサービスにおいて、
テザリングの提供を開始しましたので、お知らせいたします。
※テザリングを利用するための追加料金は発生しません。

引用元:公式サイト(U-mobile)

2018年7月2日からはLINEモバイル、2018年9月4日からはmineoもソフトバンク回線プランをスタートしており、どちらもテザリングの利用は可能となっています。

iPhone 6sは利用するキャリアの回線によってはSIMロック解除が必要?

基本的に利用する回線と同じキャリアモデルのiPhone 6sを使う場合はSIMロック解除は不要です。※例:ドコモ回線の場合はドコモ版iPhone 6s

 

ただしau版iPhone 6s(au回線)とワイモバイル(ソフトバンク回線)の場合は、SIMロック解除が必要になるので注意しましょう。※mineoのauプラン(Aプラン)でnano(au VoLTE対応SIMではない方)を契約した場合はSIMロック解除不要

iPhone 6sをお得にセット購入できる格安SIM

上述の通り、他社で購入したスマホを格安SIMで利用する場合、注意点すべきポイントが多いのも事実です。

また格安SIMの回線を利用するためにはネットワーク設定が必要となるため、設定(プロファイルのインストール)に慣れていない方には抵抗があることでしょう。

 

そんな方には最近増えてきたiPhone 6sのセット購入が可能な格安SIMがおすすめです。

煩雑な設定が不要なだけでなく、割引制度も充実しているため格安料金で入手することも可能となっています。

 

以下、同じ条件で比較できるようにキャンペーンや契約するプランによる割引を省いた通常価格(税込み)で表にまとめているので、ご参考ください。

128GB版 iPhone 6sを販売している格安SIM

格安SIM 価格(一括) 価格(分割)
UQモバイル 72,684円 3,024円/月
BIGLOBEモバイル※ 73,872円 3,078円/月
ワイモバイル 83,484円 3,456円/月

※BIGLOBEモバイルはスマホまる得プランでのみiPhoneを販売しているため割引額25,200円分を換算して価格を算出

32GB版 iPhone 6sを販売している格安SIM

格安SIM 価格(一括) 価格(分割)
UQモバイル 59,724円 2,484円/月
BIGLOBEモバイル※ 60,912円 2,538円/月
ワイモバイル 70,524円 2,916円/月

※BIGLOBEモバイルはスマホまる得プランでのみiPhoneを販売しているため割引額25,200円分を換算して価格を算出

16GB版 iPhone 6sを販売している格安SIM

格安SIM 価格(一括) 価格(分割)
mineo 53,784円 2,241円/月

格安SIMでiPhone 6sをセット購入する際の注意点

正規品とメーカー認定整備品・海外販売モデルの違い

メーカー認定整備品と海外販売モデルは初期不良や返品となった端末に対して、厳格なプロセスで再整備を受けてメーカーの厳しい品質基準を満たした新品同様の製品です。

ただし日本国内で販売されているiPhoneとインストールされているアプリや仕様が異なるデメリットがあるケースもあります。

メーカー認定整備品または海外販売モデルのiPhone 6sを扱っている格安SIM

  • mineo

一方で正規品はAppleから直接仕入れた端末なので、認定整備品や海外販売モデルのようなデメリットはありません。

Apple正規品のiPhone 6sを扱っている格安SIM

  • BIGLOBEモバイル
  • ワイモバイル
  • UQモバイル

iPhone 6sのデータ保存量(ROM)や契約条件の違い

基本的に正規品を扱っている格安SIMはApple Storeで販売しているSIMフリーモデルと同じモデルを取り揃えているため、販売しているiPhone 6sは128GB版と32GB版のみとなります。

 

なので64GB版や16GB版を購入するならメーカー認定整備品や海外販売モデルを取り揃えているmineoを選ぶ必要があります。

他社へ乗り換えて使う場合はSIMロック解除が必要

セット販売のiPhone 6s(正規品)はドコモやau、ソフトバンクといった大手キャリアのセット端末と同じように独自のSIMロックが掛かっています。

SIMロック解除条件(2017年12月19日更新)
・2017年11月以降に当社から販売した「iPhone SE」、「iPhone 6s」であること。
対応周波数
・SIMロック解除を希望される製品を購入されたBIGLOBEモバイル契約者本人からの申し込みであること。
・当該製品の着荷を当社が認識した日から101日目以降の申し込みであること。
・当社が料金のお支払い実績を確認でき、滞納がないこと。
・SIMロック解除申込時にBIGLOBEモバイルを解約されている場合は、BIGLOBEモバイル契約終了後90日以内であること。
※[BIGLOBE会員規約]および[「BIGLOBEモバイル」/「BIGLOBE 3G」特約]に違反していないこと。
※当社にて、料金のお支払い実績を確認できた場合のみ受付いたします。
引用元:公式サイト(BIGLOBEモバイル)

他社や海外のプリペイドSIMでiPhone 6sを使いたい場合は、事前にSIMロックを解除しておかないと利用できない点に注意が必要です。

iPhone 6sのセット購入がおすすめの格安SIM

  1. iPhone 6s(128GB版):一括72,684円(実質38,988円~)/UQモバイル

    1. かけ放題 4.5
      通信速度 5.0
      サービス 4.0
      セット端末 3.5
      最安:
      税込1,628円~(3GB)
      人気:
      税込1,628円
      (最大3GB:くりこしプランS)
      データ容量の繰り越し:
      OK
      電話かけ放題オプション:
      OK
      格安SIMの中ではデータ通信が安定かつ高速。キャリアメールや直営ショップなど他の格安SIMとは一線を画すサービス力が魅力。ただし利用回線がau回線のみ対応しているため、対応機種や対応バンドに注意が必要。
    ポイント

    おしゃべりプラン/ぴったりプランのMまたはLを契約するとマンスリー割が適用されるので33,696円割引(1,404円×24カ月)されて実質38,988円で購入することが可能。


  2. iPhone 6s(128GB版):一括83,484円(実質39,420円~)/ワイモバイル

    1. かけ放題 4.5
      通信速度 5.0
      サービス 4.0
      セット端末 3.5
      最安:
      税込2,178円~(最大3GBまで)
      人気:
      税込2,178円
      (最大3GB:シンプルS)
      データ容量の繰り越し:
      NG
      電話かけ放題オプション:
      OK
      格安SIMの中では通信速度がずば抜けて安定かつ高速。やや高めの料金設定だが、キャリアメールや直営ショップ、完全かけ放題など他社とは一線を画すサービス力が大きな魅力。ソフトバンクのサブブランドという位置づけ。
    ポイント

    スマホプランMまたはLを契約すると月額割引が適用されるので44,064円割引(1,836円×24カ月)されて実質39,420円で購入することが可能。


  3. iPhone 6s(128GB版):一括73,872円/BIGLOBEモバイル

    1. かけ放題 4.5
      通信速度 4.5
      サービス 4.0
      セット端末 4.0
      最安:
      税込1,078円~(1GB~)
      人気:
      税込1,320円
      (3GB/音声通話)
      データ容量の繰り越し:
      OK
      電話かけ放題オプション:
      OK
      3分かけ放題サービスや1時間かけ放題の通話パック60などコスパの高い音声通話サービスと、月額利用料200円(税込み220円)から利用できるシェアSIMが人気。YouTubeやAbemaTVなどの動画が見放題となるエンタメフリーオプションも大きな魅力。
    ポイント

    KDDIグループ傘下に入ったことでApple正規品iPhone 6sの販売開始(au回線のタイプAのみ)。スマホまる得プラン(通話定額オプション付き)を契約する必要はある一方で最大25,200円の割引が受けられる。