iOSのiPhone、AndroidのXperiaというぐらい、日本で大人気のXperiaシリーズ。

せっかくの良機種なのに大手キャリアでの販売が主流なため、格安SIMで使うとなると入手ルートも限られてしまいます。

また購入できたとしても、キャリア版にはSIMロック解除やテザリング機能制限などに頭を悩ませることも…

しかし、実はXperiaシリーズの中にも格安SIMと相性の良いSIMフリーモデルが存在するんです。

そこでSIMフリー版Xperiaを手に入れたいユーザー向けにおすすめ機種をランキング形式で紹介して、スペックや機能を比較する中で選び方のポイントや注意点を詳しく解説します。

SIMフリー版Xperiaおすすめランキング(厳選TOP3)

  1. Xperia 10 Ⅱ(SIMフリー版)

    画面サイズ:
    6.0インチ
    本体サイズ:
    約69×157×8.2mm
    重量:
    約151g
    カラー:
    ミント/ブラック/ホワイト/ブルー
    SIMフリーのXperiaシリーズ。SoCはクアルコム社のSnapdragon 665(オクタコア)、RAMは4GBを搭載。ミッドレンジながらトリプルレンズカメラを搭載。3,600mAhの大容量バッテリーながら重さ151gの軽量化を実現。
  1. Xperia 8(SIMフリーモデル)

    画面サイズ:
    6.0インチ
    本体サイズ:
    約69×158×8.1mm
    重量:
    約170g
    カラー:
    ホワイト/ブラック
    ワイモバイル初のXperiaシリーズ。SoCはクアルコム社のSnapdragon 630(オクタコア)、RAMは4GBを搭載。6インチの大画面は特徴的な21:9の縦長形状。ミッドレンジながら3.5mmオーディオジャックも搭載しハイレゾ音源が再生可能。ブラビアで培った映像技術でFull HD+が楽しめる。
  1. Xperia Ace(SIMフリーモデル)

    画面サイズ:
    5.0インチ
    本体サイズ:
    67×140×9.3mm
    重量:
    約155g
    カラー:
    ホワイト/ブラック
    ミドルレンジのスナドラ630オクタコアCPUと4GBのRAMを搭載。データ保存領域はROMが64GB/外部メモリが最大512GBまで対応。2,700mAhのバッテリーながら、いたわり充電とSTAMINAモードで、電池持ち時間の向上を実現。防水防塵・オおサイフケータイ対応の多機能スマホ。
  1. Xperia Z5 comapct(海外版/SIMフリーモデル)

    画面サイズ:
    4.6インチ
    本体サイズ:
    65×127×8.9mm
    重量:
    約138g
    カラー:
    ホワイト/グラファイトブラック/コーラル/イエロー
    海外モデルで技適マークが取得されているXperia Z5 compact。RAMは2GB/CPUはクアルコム社のハイエンド用Snapdragon 810(オクタコア)を採用。2,300万画素のメインカメラと4.6インチのコンパクトサイズが大きな魅力。海外版はおサイフケータイ機能は未実装。

SIMフリー版Xperiaを選ぶ際のポイントと注意点・デメリット

格安SIMによっては対象機種(Xperia)で動作確認できていない?

セット販売されているスマホ以外を使う場合、対象端末が利用できるか事前に格安SIMの動作確認状況をチェックしておく必要があります。

キャリアモデルのXperiaを使う場合はSIMロック解除の有無やテザリング機能制限(APNロック問題)、SIMフリーモデルの場合はスマホの対応バンドと格安SIMの利用回線(ドコモ / au / Softbank)との相性がとても重要になってきます。

 

また動作確認されていたとしても、そのスマホの動作を保証するものではない点に注意が必要です。

 

ひと昔前には、一部の格安SIM限定でXperia J1 compactXperia XZ premiumがセット販売されていましたが、今では終売となっています。

その後、現在(2020年7月17日時点)では、Xperia AceやXperia 8、Xperia 10ⅡといったSIMフリーモデルの機種が格安SIMからもセット販売されるようになってきました。

とはいえ、まだまだ国内向けSIMフリーのXperiaシリーズのラインナップは少ない傾向が続いています。

技適マークなしのXperia(海外モデル)は日本では利用できない!

SIMロック/APNロック問題に嫌気がさして使い勝手の良い割安感のあるSIMフリー版Xperiaシリーズ(海外版)の購入を検討している方も多いことでしょう。

 

ただしグローバルモデル(海外版)のスマホを日本国内で使う場合には『技適マーク』が付いている必要があります。技適マークは総務省が定めた特定無線設備の技術基準適合証明等のマークです。

Q5 技適マークが付いていない無線機を使用したらどうなりますか?
A: 一部の無線機を除いて、技適マークが付いていない無線機を使用すると、電波法違反になる恐れがあります。
また、技適マークが付いていても無線局を開設するためには総務大臣の免許を受けなければならない無線機(アマチュア無線、パーソナル無線など)がありますので、使用には十分ご注意下さい。
(免許を受けずに無線局を開設若しくは運用した場合は電波法違反となり、1年以下の懲役又は100万円以下の罰金の対象となります。また、公共性の高い無線局に妨害を与えた場合は、5年以下の懲役又は250万円以下の罰金の対象となります。)

出典:総務省ホームページ 

故意に電波を悪用しなければ罪に問われることはないようですが法律上は使用NG(電波法違反)です。現状、海外のXシリーズ以降のSIMフリー版Xperiaは技適マークがないので格安SIMで利用するのは控えた方が良いでしょう。

つまり技適マークを取得している海外版Xperiaの最新機種を使いたい場合、最後のZシリーズ『Xperia Z5/Z5 compact』を選択する必要があるのです。

SIMフリー版Xperiaおすすめランキング(厳選TOP3)

日本で利用可能なSIMフリー版Xperiaのスペック比較

国内向けに販売しているSIMフリー版エクスペリア(Xperia 10Ⅱ/Xperia 8/Xperia Ace)と、技適マークが取れている最新の海外版Xperiaシリーズ(Z5 compact)を比較してみました。

スペック・機能の比較一覧表(SIMフリー3機種)

機種名 Xperia 10Ⅱ Xperia 8 Xperia Ace Xperia Z5 comapct
CPU Snapdragon 655 Snapdragon 630 Snapdragon 630 Snapdragon 810
RAM 4GB 4GB 4GB 2GB
ROM 64GB 64GB 64GB 32GB
OS Android 10 Android 9 Android 9 Android 5.1
フロントカメラ 800万画素 800万画素 800万画素 510万画素
メインカメラ 1,200+800+800万画素 1,200+800万画素 1,200万画素 2,300万画素
画面サイズ 6.0インチ 6.0インチ 5.0インチ 4.6インチ
解像度 2,520×1,080 2,520×1,080 2,160×1,080 1,280×720
バッテリー容量 3,600mAh 2,760mAh 2,700mAh 2,700mAh
最大待受時間 約775時間 約680時間 約660時間 約430時間
無線LAN規格 802.11 a/b/g/n/ac 802.11 a/b/g/n/ac 802.11 a/b/g/n/ac 802.11 a/b/g/n/ac
USB I/F USB Type-C USB Type-C USB Type-C microUSB
本体サイズ 69×157×8.2mm 69x158x8.1mm 67x140x9.3mm 65x127x8.9mm
重量 151g 170g 155g 138g
防塵防水 IPX5/IPX8、IP6X IPX5/IPX8、IP6X IPX5/IPX8 IPX5/IPX8、IP6X
おサイフケータイ ×
認証 指紋認証 指紋認証 指紋認証 指紋/顔認証

※優れている部分をで表記

スペック(CPU/メモリ)、機能ともにXperia 10 Ⅱが優勢!

スペック比較と解説

どの機種もCPUはSnapdragonのチップが搭載されていますが、Xperia Z5 compactのみハイエンド用SoCで、Xperia 10Ⅱ/8/Aceにはミドルレンジ用SoCが搭載されています。

機種名 Xperia 10Ⅱ Xperia 8 Xperia Ace Xperia Z5 comapct
CPU Snapdragon 655(オクタコア) Snapdragon 630(オクタコア) Snapdragon 630(オクタコア) Snapdragon 810(オクタコア)
RAM 4GB 4GB 4GB 2GB
OS Android 10 Android 9 Android 9 Android 5.1

ただしスナドラ810は2015年頃の古いチップであることや、Xperia 10Ⅱ/8/Aceに搭載されているRAMの容量が2倍(4GB)あること、さらにはOSのバージョン差も踏まえると、用途でも異なりますが3機種のパフォーマンスに大きな差はないといえます。※AnTuTuベンチマークスコアではXperia Z5 compactが若干優勢か

そもそも性能以前の問題として、OSが古いとセキュリティ面での脆弱性や最新アプリが動作対応していないなどの問題も多く発生してきます…

その中で、Xperia 10Ⅱのスナドラ655はXperia 8/Aceのスナドラ630より上位のモデルとなるチップなので、性能はXperia 10Ⅱが一番高いといえるでしょう。

カメラ比較と解説

フロントカメラはXperia 8/Aceの画素数が多く、アウトカメラはXperia Z5 compactが最も多い画素数となっています。

ただしアウトカメラはXperia 10Ⅱのみ1,200万画素+800万画素+800万画素の3つのカメラ(トリプルレンズ)を搭載しています。

機種名 Xperia 10Ⅱ Xperia 8
標準カメラ(メイン) 1,200万画素 1,200万画素
望遠カメラ 800万画素 800万画素
超広角カメラ 800万画素

Xperia 8も2つのカメラ(デュアルレンズ)を搭載しており、Xperia 10Ⅱと同様に背景ぼけで被写体を際立たせた写真が撮れるといった機能面での優位性があります。

高解像度を保ったまま遠くの被写体が撮影できる『光学2倍ズーム』や、

もちろん、13種類のシーン×4つのコンディションから自動認識で料理や人物、夜景や逆光などのシーンを最適な設定で撮影できる『プレミアムおまかせオート』にもしっかり対応しています!※Xperia Ace/Z5 compactも対応

※詳しい使い方は公式サイト(SONY)をご参考ください。

 

上記のカメラ機能に加えて、Xperia 10Ⅱなら800万画素の超広角レンズによる広角撮影が可能となっています。

バッテリー比較と解説

Xperia 10Ⅱは3,600mAhで最も大容量のバッテリーを搭載していることもあり、最大待受時間は約775時間(3Gケース)で最長となっています。

機種名 Xperia 10Ⅱ Xperia 8 Xperia Ace Xperia Z5 comapct
バッテリー容量 3,600mAh 2,760mAh 2,700mAh 2,700mAh
最大待受時間 約775時間 約680時間 約660時間 約430時間
USB I/F USB Type-C USB Type-C USB Type-C microUSB

またXperia 10Ⅱ/8/Aceは充電の最適化技術と進化した『STAMINA機能』で、バッテリーの負担を減らすことで電池の長寿命化に成功しています。

またXperia 10Ⅱ/8/Aceは入出力端子『USB Type-C』(上下の区別なく使える形状で電源供給~映像出力まで可能)に対応しています。

おサイフケータイの注意点

なおドコモ版Xperia Z5 compactには『おサイフケータイ』機能が付いていますが、海外版Xperia Z5 compact(SIMフリー)には『おサイフケータイ』機能が付いていない点に注意が必要です。

※Xperia 10Ⅱ/8/Aceは『おサイフケータイ』機能あり

大サイズXperia 10Ⅱ/8/小サイズXperia Ace/小サイズZ5 compact

サイズ 中~大
機種名 Xperia 10Ⅱ Xperia 8 Xperia Ace Xperia Z5 comapct
画面サイズ 6.0インチ 6.0インチ 5.0インチ 4.6インチ
解像度 2,520×1,080 2,520×1,080 2,160×1,080 1,280×720
本体サイズ 69×157×8.2mm 69x158x8.1mm 67x140x9.3mm 65x127x8.9mm

大画面のスマホで動画やゲームの臨場感を楽しみたい方には、4機種を比較した場合に6.0インチのXperia 10Ⅱ/8が画面サイズが大きくておすすめです。

※特に1画面の情報量が多かったり、上下2画面で2つのアプリの同時操作したりする場合はXperia 10Ⅱ/8が最適

 

一方で手の小さい女性やポケットに入れて持ち歩くような方には、4.6インチで本体サイズも最も小さなXperia Z5 compactがおすすめです。

ただしXperia Aceは18:9、Xperia 10Ⅱ/8は21:9の縦長ディスプレイとなっているため画面サイズの割に持ちやすい特徴があります。

…とはいえ、Xperia Z5 compactに比べてXperia 8/Aceともに重量が増えるので、やはり携帯性ではZ5 compactに軍配が上がります。

機種名 Xperia 10Ⅱ Xperia 8 Xperia Ace Xperia Z5 comapct
重量 151g 170g 155g 138g

一方で、Xperia 10ⅡはZ5 compact(138g)の次に軽量(151g)なので、大画面の割に軽いといったメリットもあります。

SIMフリー版Xperiaおすすめランキング(厳選TOP3)

格安SIMでXperia 10Ⅱをセット購入する特典・メリット

意外と手間な格安SIMとスマホの相性チェックが省けるセット販売端末。実は格安SIMとスマホをセットで購入するメリットは他にもたくさんあります。

  1. トラブル時の端末補償
  2. セット端末値引き

※2019年10月1日から施行された『電気通信事業法の改正』に伴い、端末値引き上限2万円まで

…などなど。

そしてXperia 10Ⅱをセット購入できる格安SIMと機種の組み合わせは、現時点においてワイモバイルだけです。※2020年7月17日時点(Xperia 8はワイモバイルとUQモバイルのみ)

 

公式サイトはこちら⇒ワイモバイル

SIMフリー版Xperiaランキングと選び方(注意点)まとめ

海外版Xperiaシリーズを日本で使う場合は技適マークを取得している必要があり、利用できる機種は限定されます。

SIMフリー版Xperia(技適マーク取得済みの海外モデル最新機種Z5 compactを含む)の4機種で『スペック』や『機能』、『格安SIMで利用するメリット』を比較すると、総合的にみてXperia 10Ⅱが最もおすすめといえるでしょう。

参考Xperia 10Ⅱが最安値の格安SIMランキング!

 

ただしコンパクトサイズが欲しいユーザーに限り、Xperia Z5 compactまたはXperia Aceを選ぶと良いでしょう。※Xperia 10Ⅱは大画面の割に軽量

参考Xperia Aceが最安値の格安SIMランキング!

 

Xperia 10Ⅱを利用する場合は格安SIMではワイモバイルのみでセット購入可能となっています。⇒他の格安SIMでも発売開始※2020年10月1日から発売開始したOCNモバイルONEが割安でオトク!

公式サイトはこちら⇒OCN モバイル ONE

Xperia 10Ⅱが最安値で入手できる格安SIM(厳選10社)

Xperia 10Ⅱのスマホセット通常価格一覧(グラフ・表)

Xperia 10Ⅱ
格安SIM通常価格
ワイモバイル46,800円
mineo(マイネオ)終売
OCNモバイルONE終売
IIJmio終売
楽天モバイル-
UQモバイル-
NifMo(ニフモ)-
LINEモバイル-
QTモバイル-
BIGLOBEモバイル-
※2022年7月2日時点

セット購入が割安な格安SIMランキングTOP3(端末代金が安い順)

  1. ワイモバイル/46,800円

    1. かけ放題 4.5
      通信速度 5.0
      サービス 4.0
      セット端末 3.5
      最安:
      税込2,178円~(最大3GBまで)
      人気:
      税込2,178円
      (最大3GB:シンプルS)
      データ容量の繰り越し:
      NG
      電話かけ放題オプション:
      OK
      格安SIMの中では通信速度がずば抜けて安定かつ高速。やや高めの料金設定だが、キャリアメールや直営ショップ、完全かけ放題など他社とは一線を画すサービス力が大きな魅力。ソフトバンクのサブブランドという位置づけ。

 

とにかく安くスマホをゲットしたい方には中古ショップのイオシスが品質や品揃え、価格面でおすすめです。※スマホは個人情報も扱う機器なので中古はイオシスなどの専門店を推奨

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