auはKDDIグループを代表する日本の大手携帯電話会社として有名です。

 

またMNOとも呼ばれており、様々な格安SIMサービスを展開するMVNOへ通信設備を貸し出すサービスも行っています。

 

一般的な格安SIMほど安くはないけど、より大手キャリアに近い通信速度やサービスが期待できるauのサブブランドであるUQモバイルなどにも、auの通信設備が使われています。

 

そんなauの特徴(メリット・デメリット)を他の大手キャリアや格安SIMと比較することで詳しく解説していきます。

KDDI(au)と格安SIMの関係とは?

格安SIMとの関係を説明する際にauなどの大手キャリアを一言でいうと『移動体通信業者(MNO)』と呼ばれています。

 

MNOは『モバイル・ネットワーク・オペレーター』『Mobile Network Operator』の頭文字からきています。

 

一方でUQモバイルmineoIIJmioといった格安SIMサービスを展開する事業者を『仮想移動体通信事業者(MVNO)』と呼びます。

 

どちらも携帯電話事業を行っていますが、みなさんがよくご存じの大手キャリア(MNO)と格安SIM(MVNO)はいったい何が違うのでしょうか?

 

それは

  • 大手キャリア⇒通信設備を自社で持っている
  • 格安SIM⇒通信設備を他社から借りている

という違いです。

 

携帯電話サービスを行うには電波を送受信するための通信設備が必要になりますが、非常に莫大なコストが掛かかります。

 

そこでMVNOはMNOから通信設備を安く借りたり、運営コストを安く抑えたりすることで格安の携帯電話サービスを提供しているのです。

参考格安SIMとは?(メリット・デメリット)

 

なお、ここではわかりやすく説明するために『格安SIM=MVNO』として解説してきましたが、ワイモバイルのように、自社回線を利用しつつソフトバンク回線も借りているような事業者も例外としてあります。

auの料金プラン(4G LTE)

スマートフォン(4G LTE)プラン 月額基本使用料
定期契約あり 定期契約なし
カケホプラン 2,700円 4,200円
スーパーカケホプラン 1,700円 3,200円
LTEプラン 934円 1,868円

 

auの基本料金プランはやや複雑です。ここでは格安SIMと比較する上で重要となる『スマートフォン(4G LTE)』について詳しく解説します。

 

auのメインとなる基本プランは大きく分けて

  • カケホプラン
  • スーパーカケホプラン
  • LTEプラン

という3種類の契約があります。

カケホプラン

 

auなど大手キャリアの最大のメリットが国内宛の通話が月額2,700円でかけ放題となる『カケホプラン』です。

 

他の大手キャリアもそれぞれ

  • カケホーダイプラン:月額2,700円(ドコモ)
  • スマ放題:月額2,700円(ソフトバンク)

というサービス名称で、音声通話のかけ放題プランを行っています。※定期契約ありケース

 

電話を掛ける頻度が多かったり、電話を掛ける時間が長いユーザーの場合、格安SIMへ乗り換えると月額料金が高くなってしまうケースがあります。

 

ただし一般的な従量課金制の通話料金20円/30秒をベースに計算した場合、2,700円/4,050秒となります。

 

つまり月に1時間7分30秒(4,050秒)以上電話をしなければ、実は割高とされる20円/30秒よりも損していることになるんです。

 

MMD研究所による調査結果では、ほとんどの方が月に1時間も電話を掛けていないということが判明しています。

1カ月の通話時間を聞いたところ、「1分以上3分未満」が15.9%と最も多く、次いで「5分以上10分未満」が14.8%、「1分未満」が14.6%という結果となった。また、86.1%が1カ月の通話時間が「1時間未満」であることがわかった。

引用元:MMD研究所

 

ただし現在は多くの格安SIMがかけ放題サービスに力を入れており、様々なニーズに応じた通話定額オプションを用意しています。

 

ひと昔前までは仕事や特別な用事でたくさん電話をしなければならない方は大手キャリアを使わざるを得ない状況でしたが、今では時間制限なしの完全かけ放題サービスを提供する格安SIMも徐々に登場してきています。

スーパーカケホプラン

 

1通話あたり5分以内の通話が無料となるのが『スーパーカケホプラン』です。

 

他の大手キャリアもそれぞれ

  • カケホーダイライトプラン:月額1,700円(ドコモ)
  • スマ放題ライト:月額1,700円(ソフトバンク)

というサービス名称で5分以内の通話かけ放題プランを行っています。

 

結論から言うと5分かけ放題が利用できる格安SIMの方が断然お得です。正確には10分かけ放題が利用できる格安SIMを選ぶと良いでしょう。

 

なぜなら多くの格安SIMが料金(月850円前後)そのままで、5分から10分へ無料通話時間だけ拡大させているからです。

 

スマホでauの5分かけ放題プラン(スーパーカケホプラン)を適用した場合、月額料金1,700円となります。

 

つまりauは格安SIMと比べて月額料金が2倍(850円)も高い上に、無料通話時間は2分の1なのです。

 

さらに通話を5分した後の料金もauが30秒あたり20円掛かるのに対して、多くの格安SIMが30秒あたり10円で済んでしまうのです。

LTEプラン

 

『LTEプラン』は音声通話が20円/30秒の従量課金制のプランです。(au同士で1時〜21時の間は通話料無料)

 

LTEプランを選択すると、データ定額サービスを選ぶことができない点に注意が必要です。月額5,700円のLTEフラット(7GB/月)をセットで申し込む必要があります。

データ容量と月額料金

データ定額 データ容量 月額料金 容量繰り越し
データ定額1 1GB 2,900円 NG
データ定額2 2GB 3,500円
データ定額3 3GB 4,200円
データ定額5 5GB 5,000円 OK
データ定額8 8GB 6,700円
データ定額10 10GB 8,000円
データ定額13 13GB 9,800円
データ定額20 20GB 6,000円
データ定額30 30GB 8,000円

※2016年9月14日をもって新規受付停止(データ定額8〜13)

 

auの場合は上で説明した『基本料金プラン』+『データ定額』の組合せでデータ容量と月額料金の大枠が決まり、auのメールアドレス(@ezweb.ne.jp)が利用できる月額300円の『LTE NET』や各種割引料金が合算されて最終的な料金が決定します。

 

たとえば『基本料金プラン』がカケホプランで『データ定額』がデータ定額3の場合は

2,700円+4,200円+300円=7,200円

となります。※2年定期契約あり(誰でも割適用時)

 

ちなみにLTEプランの場合は

934円+5,700円+300円=6,934円

固定となります。※2年定期契約あり(誰でも割適用時)

 

他にも『スーパーカケホプラン』はデータ容量2GB、『カケホプラン』はデータ容量1GBが選べないなど、プランの組み合わせに制約がある点にも注意が必要です。

auのメリット

バツグンの通信速度と通信エリア

 

なんといっても巨額な設備投資によって日本全国に張り巡らされている通信網がauの最大の強味といえるでしょう。

 

● 関東(東京中心)の通信エリア

● 関西(大阪中心)の通信エリア

上の画像はauの公式サイトで調べた各地域の4G LTEのサービスエリアです。

 

一部山間部を除けば、ほぼすべての地域で通信が可能であることが分かります。

 

特に東京や大阪が真っ赤になっていますね。

 

ただし一部の格安SIMはauの通信設備を借りてサービスを展開しているため、格安SIMでもこれら恩恵を受けることができるんです。

参考au回線が利用できるオススメの格安SIM

国内宛の通話が月額定額でかけ放題

 

現状、格安SIMにはないサービスなのでauなど大手キャリアの大きなアドバンテージとなっています。

⇒今は時間制限なしの完全かけ放題サービスを提供する格安もあります。

 

ただし格安SIMのかけ放題には、電話をかける時に専用アプリを使ってプレフィックス番号を付加しなければならなかったり、中継機を経由するため音声品質が悪くなる場合があったりとデメリットも存在します。

 

一方で格安SIMの専用アプリから電話を掛けることで、大手キャリアの従量課金制プランで20円/30秒掛かるところ、半額(10秒/30円)で通話することができるんです。

 

大手キャリアの20円/30秒換算なら月に1時間7分30秒(4,050秒)以上の電話で元が取れますが、格安SIMの10秒/30円換算だと月に2時間15分(8,100秒)以上電話をしなければお得になりません。

 

そういう観点からも格安SIMの場合、そもそもかけ放題オプションを付けなくても通話料金が安く(半額)できるのです。オプションを付けるにしても、大手キャリアと違ってかけ放題は3分/5分/10分/無制限というように、様々な使い方に応じた選択肢が用意されています。

 

使い切れない無料通話時間の月額料金を無駄に支払い続けるのはやめて、自分の利用シーンにマッチしたかけ放題/通話定額オプションを選ぶべきです。

キャリアメール(MMS)が利用できる

 

月額料金300円掛かりますが、LTE NETを契約することで『~@ezweb.ne.jp』のauメール(MMS)が利用できます。

 

格安SIMでは基本的にフリーメールやPCメール、WEBメールなどと呼ばれるメール、主にGmailなどを利用することになります。

 

一部の会員制サービスなどの登録ではキャリアメールが必須な場合があるので、そういったサービスを利用している方はauのEZwebメールなどのキャリアメールが使えないと問題ですよね。

 

現状、ごく限られた格安SIMでしか利用できないキャリアメールは、auなど大手キャリアの大きなアドバンテージといえるでしょう。

 

だだし大手キャリア同様のキャリアメール(MMS)が利用できる格安SIMが、一部ではありますが存在します。

auショップで対面サポートが受けられる

 

基本的に格安SIMは安い料金でユーザーにサービス提供するため、運用コストを下げる工夫として直営店舗を持っていないことが多いです。

 

その点、auなら全国各地にショップを持っているので、インターネットや電話だけの対応では不安な場合、対面サポートが受けらる強みがあります。

 

とはいえ意外と機種変更など、契約にかかわるような数年に一度の頻度でしか利用していない方も多いのではないでしょうか?

また対面サポートに甘えて全く下調べせずに、訳も分からないまま店員の言いなりに契約していませんか?

worrier

不要なオプションやアクセサリーを付けさせられた…

worrier

お得だからと不要な複数端末を契約させられた…

などのトラブルも最近よく耳にします。


せっかくスマホでインターネットが身近になったのですから全て店員任せにするのではなく、必要なプランや使い方を調べる癖を身に着けるとトラブルを未然に防げます。

 

保守の観点からも、今一度直営ショップの必要性を考え直して格安SIMで安く済ませるのも一つの手です。

auのデメリット

誰でも割ライトは解約違約金がゼロだが…

 

2016年まではいわゆる『2年縛り』と呼ばれている2年に一度だけ訪れる契約更新月の1カ月間しか、違約金なしで解約することはできませんでした。

 

この『2年縛り』を問題視した総務省の働きかけに応じたドコモは、契約更新月を2カ月に増やして『2年縛り』のないフリーコースも用意しています。

 

しかしauが用意した2年縛りがないプラン『誰でも割ライト』は基本料金プランが月額300円加算されるプランとなっている上、最低利用期間が2年間もあるので2年以内に乗り換える予定がある場合はむしろ割高になります。

 

「ユーザー目線の欠如した無意味な対応だった」といっても過言ではないでしょう。ちなみにソフトバンクもau同様に月額料金が300円加算される2年縛りのないプランを提供しています。

 

格安SIMでは最低利用期間すら設けていないプランが登場している中で、ユーザー軽視な考え方というか企業体質に関しては、格安SIMに100万歩くらい後れを取っている印象です。

月額定額制のデータ容量プランが高額

 

データ定額サービスがとにかく高額でコスパが悪いです。

 

おそらくauに限らず、大手キャリアから格安SIMへ乗り換えるユーザーの大半(私もその一人)が、月々利用できるデータ容量に対する月額料金に不満を抱いていたことでしょう。

 

たとえば豊富で安いデータ容量プランで有名な格安SIMのDMMモバイルと比較すると、auの1GB(データ定額1)は2,900円しますが、DMMモバイルの1GB(音声通話SIM)は1,260円です。auの5GB(データ定額5)は5,000円しますが、DMMモバイルの5GB(音声通話SIM)は1,910円です。

 

基本的な使い方であれば、大半のスマホユーザーが月々2〜5GBもデータ容量があれば十分とされているので、auを利用しているユーザーはDMMモバイルと比較して、毎月1,640円〜3,090円も多く支払っている計算になります。

 

説明するまでもありませんが、同じau回線が利用できるなら同容量で圧倒的に安くなる格安SIMを選ぶのは当然といえるでしょう。

悪しき風習2年縛りの高額な解約違約金

 

契約年数に応じて割引が適用される『誰でも割』を利用する場合は、相変わらず2年縛りが必要です。

 

誰でも割ライトが選択できるとはいえ、最初の定期契約期間(2年間)は2年縛りと同じ解約違約金9,500円が掛かる上に、月額料金300円が加算されるのでむしろ損するプランです。

 

多くの格安SIMが音声通話SIMの場合でも半年〜12カ月程度の最低利用期間しか設けていないことを考えると、選択の自由を奪う大手キャリアのユーザーを束縛する体質には本当にうんざりしている方も多いことでしょう。

 

ちなみにauに限らず大手キャリアでは2年縛りがないプランの場合は月額1,500円が上乗せされます。

 

つまり格安SIMとauのプランを比較する場合は、そもそも解約時の自由度として1,500円相当の差があると考えてよいでしょう。

参考解約ルールが厳しくない格安SIM

auから格安SIMへ乗り換えた口コミ(使ってみた感想)

 

 

 

 

 

 

 

まとめ

 

auは音声通話の完全かけ放題プラン高速な通信速度キャリアメールが利用できる点が格安SIMにはない大きなアドバンテージとなっています。

⇒今では格安SIMにも完全かけ放題プランが登場しています。

 

ドコモが追加料なしで2年縛りのないプランを導入する中、auは月額+300円で誰でも割ライトプランを導入しており、実質ムダな出費が増えるだけのサービスでソフトバンクと同様にユーザー軽視の企業体質が伺えます。

 

またデータ容量プランは圧倒的に格安SIMの方が安くなり、通話料金に関してもかけ放題・通話定額サービスは格安SIMの方が豊富で安くなります。

 

auから格安SIMへ乗り換えたスマホユーザーの声(口コミや評判)も月額料金が半分以下に節約できたなどの高評価が非常に多い印象です。

 

月々のデータ通信容量に対する料金が圧倒的に安い格安SIMへの需要は今後も伸びることが予想されます。

さいごに(au回線を利用したオススメの格安SIM)

 

auにはiPhoneやXperia、Galaxyなど、優良な機種が非常に数多く販売されています。

 

auから格安SIMへ乗り換える場合、au回線を利用した格安SIMを選べばSIMロック解除しなくてもそのままスマホが利用できる場合があります。※VoLTE対応SIMを利用する場合は基本的にSIMロック解除は必要

 

これもauを利用していることの大きなメリットといえるでしょう。

 

そんなau回線が利用できるオススメの格安SIMを厳選してご紹介します。

UQモバイル

  1. UQ mobile 【ALL CONNECT】

    かけ放題 4.0
    通信速度 5.0
    サービス 4.5
    セット端末 5.0
    最安:
    980円~(3GB)
    人気:
    2,980円
    (最大6GB:おしゃべりプランM)
    データ容量の繰り越し:
    OK
    電話かけ放題オプション:
    OK
    高速/低速通信切り替え:
    OK
    格安SIMの中では通信速度がずば抜けて安定かつ高速。通話料金の割引がセットのプランはやや高めの料金設定だが、キャリアメールや直営ショップなど他の格安SIMとは一線を画すサービス力が魅力。定期契約以外のプランも選択可能。

公式サイトはこちら⇒UQモバイル

mineo(マイネオ)

  1. かけ放題 4.0
    通信速度 4.5
    サービス 5.0
    セット端末 4.5
    最安:
    700円~(500MB)
    人気:
    1,510円~(3GB:デュアルタイプ)
    データ容量の繰り越し:
    OK
    電話かけ放題オプション:
    OK
    高速/低速通信切り替え:
    OK
    業界初のマルチキャリア対応(ドコモとau回線が利用可能)。2017年10月から10分かけ放題サービスも開始。バースト転送やフリータンク(メンバー同士のパケットシェア)など独自サービスに強み。お客様満足度No.1を獲得した実績あり。

公式サイトはこちら⇒mineo

IIJmio

  1. IIJmio(みおふぉん)

    かけ放題 4.5
    通信速度 4.5
    サービス 5.0
    セット端末 4.5
    最安:
    900円~(3GB~)
    人気:
    1,600円
    (3GB:音声通話機能付きSIM)
    データ容量の繰り越し:
    OK
    電話かけ放題オプション:
    OK
    高速/低速通信切り替え:
    OK
    ドコモとau回線のマルチキャリアに対応。みおふぉんダイアルやかけ放題など電話の割引サービスも充実。一早くバースト転送やデータ容量の繰り越し、高速通信ON/OFFなどに対応して業界を盛り上げてきた信頼度の高い格安SIM。

公式サイトはこちら⇒IIJmio