格安SIMを使う場合、どうしても大手キャリアより通信速度が落ちたり、通信が不安定になってしまうため、光回線との使い分けが通信費を節約する上で非常に重要になってきます。
そして最近では光コラボレーションの登場によって、スマホのキャリアと光回線を統一することでセット割が適用できるとあって、コラボ光への乗り換え需要も伸び続けています。
※出典:総務省ホームページ (光コラボレーションモデルにおける「事業者変更」の対応について)
コラボ回線は大手キャリアだけでなく、多くの格安SIMが参入しており独自のセット割でしのぎを削っています。
ただし月額料金が安くなってうれしい半面、複雑なスマホと光回線の月額料金・契約プランの条件をトータルで比較して損得を判断しなくてはならないため、非常に見極める難易度が高くなっているのが実情です。
そこでスマホと光回線(光コラボ)を利用した場合に、最もお得になる組み合わせを主要な格安SIM10社をベースに比較して、おすすめな光回線の特徴についても触れていきたいと思います。
目次
- 光回線のセット割を適用すると格安SIMより大手キャリアの方が割安になるの?
- スマホとセット契約できる格安SIMと光コラボの組み合わせ一覧(主要10社)
- セット割適用時の戸建てタイプの契約で月額料金が安い光回線(最安値順)
- セット割適用時のマンションタイプの契約で月額料金が安い光回線(最安値順)
- お得な光回線セット ランキング第1位:OCNひかり×OCNモバイルONE
- お得な光回線セット ランキング第2位:ソフトバンク光×ワイモバイル
- お得な光回線セット ランキング第3位:enひかり×UQモバイル(格安SIM全般)
- 格安SIMはセット割なしで業界最安値水準のenひかりを組み合わせた方がお得になる?
- そんなenひかりの通信速度やサービス内容に対するSNSの口コミや評判
光回線のセット割を適用すると格安SIMより大手キャリアの方が割安になるの?
大手キャリアの場合、大容量プランで複数回線を契約すれば2~3千円程度の割引特典が受けられますが、そもそもプラン料金が高額になります。
同じような料金プランでスマホを契約した場合、セット割を考慮したとしても圧倒的に格安SIMの方が安上がりなのです。
セット割の差分 < スマホ代の差分
※セット割の割引金額よりスマホ代金の差分が大きい=格安SIMの方が割安
しかも格安SIMには光回線とのセット割が適用される組み合わせが、良くも悪くもたくさん存在するのです。
スマホとセット契約できる格安SIMと光コラボの組み合わせ一覧(主要10社)
格安SIM | 光回線 |
---|---|
ワイモバイル | ソフトバンク光 |
UQモバイル | enひかり |
OCN | OCN光 |
IIJmio | mio光 |
NifMo | nifty |
DMM | dmmひかり |
BIGLOBE | biglobe光 |
DTI | DTI光 |
楽天モバイル | 楽天コミュニケーションズ光 |
mineo | eo光 |
セット割適用時の戸建てタイプの契約で月額料金が安い光回線(最安値順)
光回線 | セット割 | 月額料金 | |
---|---|---|---|
通常価格 | セット割込 | ||
OCN光 | ¥1,000 | ¥5,100 | ¥4,100 |
ソフトバンク光 | ¥1,000 | ¥5,200 | ¥4,200 |
enひかり | ¥100 | ¥4,300 | ¥4,200 |
dmmひかり | ¥500 | ¥4,820 | ¥4,320 |
mio光 | ¥600 | ¥4,960 | ¥4,360 |
楽天コミュニケーションズ光 | ¥200 | ¥4,800 | ¥4,600 |
DTI光 | ¥150 | ¥4,800 | ¥4,650 |
biglobe光 | ¥300 | ¥5,180 | ¥4,880 |
eo光 | ¥0 | ¥4,953 | ¥4,953 |
@nifty光 | ¥200 | ¥5,200 | ¥5,000 |
セット割適用時のマンションタイプの契約で月額料金が安い光回線(最安値順)
光回線 | セット割 | 月額料金 | |
---|---|---|---|
通常価格 | セット割込 | ||
OCN光 | ¥1,000 | ¥3,600 | ¥2,600 |
ソフトバンク光 | ¥1,000 | ¥3,800 | ¥2,800 |
enひかり | ¥100 | ¥3,300 | ¥3,200 |
dmmひかり | ¥500 | ¥3,780 | ¥3,280 |
mio光 | ¥600 | ¥3,960 | ¥3,360 |
DTI光 | ¥150 | ¥3,600 | ¥3,450 |
eo光 | ¥0 | ¥3,524 | ¥3,524 |
楽天コミュニケーションズ光 | ¥200 | ¥3,800 | ¥3,600 |
@nifty光 | ¥200 | ¥3,980 | ¥3,780 |
biglobe光 | ¥300 | ¥4,080 | ¥3,780 |
お得な光回線セット ランキング第1位:OCNひかり×OCNモバイルONE
OCN光モバイル割(毎月200円~最大1,000円割引)+限定キャッシュバック1万円
- 対象期間:開催期間未定
- 条件:OCN光と音声対応SIMをセットで利用
- 特典:最大1,000円割引(毎月)
OCNモバイルONEの音声対応SIMとOCN光を利用すると月額基本料金が毎月200円割引されるキャンペーンです。
しかも家族で利用する場合は最大5契約まで適用され、最大1,000円/月OFFとなるお得な特典となっています。
OCN光モバイル割の適用方法はマイページへのログインして『OCNの契約番号(Nから始まる10桁の番号)』と『OCNメールアドレス』を入力するだけです。
OCNマイページはこちら⇒OCN光モバイル割 のお申し込み
なお、これからOCN光を申し込む場合は公式サイト経由ではなく、代理店経由で申し込むことで代理店独自の特典(キャッシュバック)を受け取ることも可能です。
しかし代理店によってはキャッシュバックを受けるまでの期間が長く手続きが面倒だったり、追加オプションで割高な料金プランになったりと注意が必要となります。
その点、OCN光正規代理店『株式会社ラプター』なら申込時の電話で手続きが完了し、最短2カ月末でキャッシュバック1万円の特典が得られるのでおすすめです。※さらに無線ルーター(I-Oデータ製)もプレゼント
当社にて開通確認が取れた月から起算して、最短2ヵ月末を目処にご指定の口座へお振込致します。
当社の手続方法はお申し込みのお電話の際、当社オペレータがお電話口で振込口座をお聞きしますので、特典の「もらい忘れ」「手続き忘れ」がありません。
引用元:公式サイト(株式会社ラプター)
※さらに2018年12月3日~2019年3月31日の期間限定で新規開通工事費無料(最大18,000円)&OCNv6アルファ月額基本料500円×6か月無料(最大3,000円)のキャンペーンを開催!
お得な光回線セット ランキング第2位:ソフトバンク光×ワイモバイル
おうち割 光セット (毎月500円~最大1,000円割引)+限定キャッシュバック3万2千円
- 対象期間:開催期間未定
- 条件:ワイモバイル(対象プラン)+SoftBank 光/Airの申し込み
- 特典:最大1,000円割引(毎月)
スマホプラン(S、M、L)またはデータプランL/Pocket WiFiプラン2とSoftBank Airまたは光をセットで申し込むと月額基本料金が毎月1,000円割引されるお得なキャンペーンです。
ひかり回線のセット割が適用される数少ない格安SIMなので、ワイモバイルとSoftBank 光(Air)をセットで契約することはとても賢い選択といえるでしょう。
なお、これからソフトバンク光を申し込む場合は公式サイト経由ではなく、代理店経由で申し込むことで代理店独自の特典(キャッシュバック)を受け取ることも可能です。
しかし代理店によってはキャッシュバックを受けるまでの期間が長く手続きが面倒だったり、追加オプションで割高な料金プランになったりと注意が必要となります。
その点、SoftBank光正規代理店『株式会社エヌズカンパニー』なら申込時の電話で手続きが完了し、最短2カ月でキャッシュバック3.2万円の特典が得られるのでおすすめです。
当社の「キャッシュバック申請方法」は、面倒な申請手続による”もらい忘れ”を避けるため、お申し込み電話時に担当オペレータが電話口でお振込口座番号をお聞きして申請が完了する簡単手続きを導入しております。スマホをご利用の方であれば、SMSによる専用フォームでの登録も可能です(固定電話・ガラケーは除く。SMS有効期限は14日間)。このように当社のキャッシュバック申請方法には、面倒な手続によるもらい忘れの心配が一切ありません。
また、当社最大のメリットは「キャッシュバックの振込時期」です。他社では6~12ヵ月後が多いのですが、当社では課金開始月の翌々月末にお振り込みいたします!引用元:公式サイト(株式会社エヌズカンパニー)
お得な光回線セット ランキング第3位:enひかり×UQモバイル(格安SIM全般)
enひかり 勝手に 割り (毎月100円割引)
- 対象期間:開催期間未定
- 条件:UQモバイル+enひかりの申し込み
- 特典:100円割引(毎月)
UQモバイルとen光をセットで申し込むと月額基本料金が毎月100円割引されるお得なキャンペーンです。
勝手に割り適用方法は、enひかりへ勝手に割りの申請をカスタマーセンターへ電話するだけです。申請月の翌月の利用料から割引が適用されます。※enひかり及びUQ mobileの契約が継続している限り割引が継続
ただし2018年12月から始まる新しい割引制度なので、現時点ではまだ適用できない点に注意が必要です。※2018年11月27日現在
※enひかりカスタマーセンターへの勝手に割りの申請は2018年12月1日から受付開始2019年1月分より割引が適用されます。申請後UQ mobileとのご契約が確認できる資料のご提示をお願いする場合があります。
引用元:公式サイト(enひかり)
割引額自体は少ないのですが、もともと業界最安値水準のenひかりなのでUQモバイルに限らず、どの格安SIMと組み合わせてもお得な光回線といえるでしょう。
格安SIMはセット割なしで業界最安値水準のenひかりを組み合わせた方がお得になる?
セット割の適用で光回線の月額料金が特に割安となる組み合わせが、
- OCN光×OCNモバイルONE
- ソフトバンク光×ワイモバイル
- enひかり×UQモバイル
となります。
ただしOCN光とソフトバンク光のセット割の金額は、OCNモバイルONEとワイモバイルの契約プランに依存します。※最大1,000円割引の適用はスマホのプランも高額
通常、光回線を契約する場合はスマホ料金が低価格のプランで抑えられるケースが一般的です。
なので、実は格安SIMの場合はセット割を適用するより業界最安値のenひかりを契約した方がお得になるケースが多いのです。
しかもenひかりならセット割できる格安SIM以上に月額料金を安く抑えることが可能で、さらには光コラボがない人気の格安SIM(LINEモバイルなど)と組み合わることも可能となり、選択肢が格段に広がるメリットがあるんです。
公式サイトはこちら⇒enひかり
enひかりのメリット①:オプション(ひかりテレビ・電話、IPv6プラスなど)も豊富で最安値水準
光回線 | IPv6オプション | 月額料金 |
---|---|---|
DTI光 | IPv6(IPoE)接続サービス | ¥0 |
@nifty光 | IPv6接続オプション | ¥0 |
biglobe光 | IPv6接続 | ¥0 |
enひかり | v6プラス | ¥180 |
ソフトバンク光 | 光BBユニット | ¥467 |
OCN光 | OCN光v6アルファパッケージ | ¥500 |
dmmひかり | プロバイダハイブリッドオプション | ¥500 |
mio光 | IPoEオプション | ¥800 |
楽天コミュニケーションズ光 | ー | ー |
eo光 | ー | ー |
※参考:オプション料金(IPv6プラス)の比較例
enひかりは各種オプションが充実しており、オプション料金を加えても割安なので安心です。
enひかりのメリット②:光回線なのに定期契約も最低利用期間も一切なし(解約違約金が掛からない)
光回線といえば通信業界の悪しき風習である2年縛りや3年縛りといった定期契約が適用されるのが残念ながら一般的です。
ところがenひかりには最低利用期間がなく解約違約金が掛からないため、短期間での単身赴任や2年定期契約で賃貸に住んでいる場合など、近いうちに引っ越さなければならない場合にも解約時に無駄な費用が掛からないのです
enひかりのデメリット:キャッシュバックや工事費無料のキャンペーンがない
一方、固定回線で一般的なキャッシュバックや工事費無料などのキャンペーンがenひかりにはないため、どうしてもそれなりに初期費用が掛かってしまいます。
- 無派遣工事 2,000円
- 訪問工事あり、屋内配線新設なし 7,600円
- 訪問工事あり、屋内配線新設あり 15,000円
※工事費自体は良心的な値段
ただし他の光回線とは異なり、短期間で解約する場合は解約違約金が掛かりませんし、長期的にみれば月額料金が安い分どんどんお得になっていきます。
いわばenひかりはスマホ業界でいうところの、まさに格安SIMみたいな存在なのです。
格安SIMユーザーには「定期契約(2年縛り)に嫌気がさして格安SIMにした」という方も多いことでしょう。そういった観点からもenひかりは格安SIMユーザーにぴったりのひかり回線プランといえそうですね。
公式サイトはこちら⇒enひかり
そんなenひかりの通信速度やサービス内容に対するSNSの口コミや評判
新居のネット回線はenひかりとかいうマイナーなとこにしたけど、v6プラスでこの速度出てるからまぁ満足 pic.twitter.com/wYMXiUI1Wd
— すけるとん (@skeletone507) 2018年11月25日
なるべく早く引っ越したいしenひかりしか選択肢無さそう
— 5.4.8. (@548_IIDX) 2018年11月19日
無理にau光にしないでenひかりでもいいなあ 色々と楽 速度問題なさそうだし
— 萩本 (@hgmt3dy) 2018年11月18日
光回線とスマホのセットで安くしようかと思って、auスマートバリューとau回線にして、MNPで一括0円でiPhone8を手に入れてiPhone8は即売るのが総額的には安そうらしいんだけど、だいぶ面倒だし、もうenひかりとかで、単純にまあまあ安いとこ選んでおくのが良い気がしてきた(´・_・`)
— 平岡 拓也☀‹‹\(´・_・` )/›› (@HiraokaTakuya) 2018年8月31日
キャリア方式の○年縛り契約が嫌なので、enひかりにしてみた。工事費も7000円くらいで済みそうだし、月々の支払いも3500円でv6プラス通信が使えるみたいだし、最高な予感がする。
— きのこの山 (@sakifksh) 2018年11月8日
契約してるプロバイダさんの別の担当者さんからすぐに折り返し。
「google系のサービス・youtubeは繋がっているため、v6系サービスは繋がっているけど、v4系が繋がってないっぽい。ルーター・モデムの不具合の可能性もあるが、NTTに確認も取るため今しばしお待ち下さい」enひかり、対応いいかも。
— yasuga.com (@ga_gaco_co) 2018年11月6日
光回線はどこも「実質」「24ヶ月」ばかりうるさく「自動更新」という呪いがキツいので、工事費さえ払ってしまえば何も考えなくていいenひかりにした。みんな2年ごとにプロバイダ変えたりマメにやって安く上げてるんだろうか
— Sprocket (@jimossy1100) 2018年10月18日
通信速度も申し分なく、小さい会社ですがサポート体制も良いと評判は上々です。(個人的にも使っていますが、今のところ全く問題ありませんね。)
公式サイトはこちら⇒enひかり