音声通話(電話機能)も格安SIMでカバーしようとすると、気になってくるのが通話料金。格安SIMの最大の弱点ともいえるでしょう。
以前、楽天モバイルは国内かけ放題サービスに挑戦するものの、1年も経たないうちに廃止になってしまった過去があります…
しかし今度はMNOとなり、再び国内かけ放題サービス『Rakuten UN-LIMIT(Rakuten Link)』の提供をRCSという形で開始しました。
参考Rakuten UN-LIMIT(Rakuten Link)を使ってみた感想レビュー!
そんな楽天モバイルのとってもお得な通話し放題サービスの特徴(メリット・デメリット)について、他社のかけ放題サービスと比較しながら分かりやすく解説していきます。
通話料金が気になって格安SIMへ乗り換えるのをためらっていた方は、是非ともご参考ください。
楽天モバイルのかけ放題『Rakuten Link』
Rakuten UN-LIMIT | 無料通話時間 | 月額料金 | 超過料金/30秒 |
---|---|---|---|
Rakuten Link利用時 | 無制限 | 0円(セット料金) | – |
通常の電話 | なし | 0円(セット料金) | 20円 |
Rakuten UN-LIMITプランはたったの月額2,980円(税込3,278円)で楽天回線エリア内ならデータ通信使い放題&国内通話かけ放題がセットになったプラン。楽天回線エリア外(パートナーエリア)でもau回線をデータ容量が5GB/月まで使えて、超過後も速度制限1Mbpsで無制限のデータ通信が可能。かけ放題サービスを利用するにはRakuten Linkの利用が必要。ただしRCSを利用しているため格安SIM特有のプレフィックス番号を利用したかけ放題サービスより音声品質は高い。コスパで選ぶならベストバイの格安SIM。
楽天モバイルと格安SIMのかけ放題(通話定額)の違い・比較
Rakuten LinkはRCSだから通信品質が良い
多くの格安SIMが提供しているかけ放題サービスは、090や080、070といった携帯電話番号の先頭に自動でプレフィックス番号が付加され、キャリアの回線から中継電話会社の回線を経由しての通話となります。
大手キャリアが接続料に割高なマージンを加えてユーザーに請求していた音声通話代金を、中継電話サービスを介すことで半額以下でサービス提供することが可能となっているんです。
音声通話専用の中継電話会社の設備はIP電話と比べると音声品質が高いものの、通常の電話と比べると音声品質が低くなる特徴があります。
その点、楽天モバイル(Rakuten Link)ではRCS(Rich Communication Service)という、音声通話やSMSに変わる次世代の新しいメッセージサービスを利用しており、高い音声品質を実現しています。
RCSを使った完全かけ放題は楽天モバイルだけ
残念ながら通常の格安SIM(MVNO)ではRCSが使えないのが現状です。
とはいえ大手キャリア(MNO)も通話かけ放題サービスの収益を下げてまでRCSのメリットを活かしたサービス提供したくない(?)のか、『+メッセージ』という大手キャリア3社でしか使えないイマイチ盛り上がりに欠けるサービスを提供するのみでした。
そんな中、格安SIMとして料金の削減に取り組んできた楽天モバイルだからこそMNOになった今、先陣を切ってRCSを利用した国内通話かけ放題サービスの提供に踏み切ったといえるでしょう。
Rakuten Linkを使わないと従量課金(20円/30秒)
Rakuten UN-LIMITプランを契約すれば国内通話がすべてかけ放題になるわけではありません。通常の電話ではなく、Rakuten Linkアプリを使う必要があります。
さらにRakuten UN-LIMIT(Rakuten Link)は楽天回線対応端末じゃないとSMS認証できず、利用できない場合があるので注意が必要です。
また多くの格安SIMのかけ放題サービスと同様に、ナビダイヤル(0570)などの電話番号に関しては、かけ放題サービスの対象にならないので気を付けましょう。
[Rakuten Link]通話料が発生する番号を教えてください
(0180)(0570)などから始まる他社接続サービス、特番(188/189)への通話については、Rakuten Linkをご利用いただく場合も別途通話料金が発生致します。
引用元:公式サイト(楽天モバイル)
楽天モバイルの公式サイトでは、Rakuten UN-LIMITプランで利用できる機種や条件を掲載してくれています。契約してからトラブルに見舞われないためにも事前に自分の目で一度は確認しておきましょう。
1. まず、下のリンク(楽天モバイル)から公式サイトへ移動します。
公式サイトはこちら⇒楽天モバイル
2. 次に、上の方にあるメニュー『製品』にある『ご利用製品の対応確認』でチェックすることができます。
3. そして、ご利用製品の種類で『スマートフォン』、スマートフォンのブランド、購入元(キャリア)を選択すると、楽天回線で接続性検証を行った際の詳細な条件を確認することが可能です。
公式サイトはこちら⇒楽天モバイル
楽天モバイルの通話料金は、ずばり割安なのか!?
上述した通り、RCSを利用しているため通常の格安SIM(MVNO)より高い通話品質で無料通話時間が無制限のかけ放題サービスが利用できる格安SIMが楽天モバイルの大きな特徴です。
仕事上どうしても、
一回あたりの通話時間や頻度を気にせず電話を掛けたい!
通話が途中で途切れて、相手に失礼がないようにしたい!
といった場合には、プレフィックス番号を使った格安SIMのかけ放題サービスよりRCSを使った楽天モバイルのかけ放題サービス『Rakuten Link』の方が適しているといえるでしょう。
一方、電話をほとんど掛けることがないユーザーには楽天モバイルは不向きといえます。※通話かけ放題サービスが初めからセットで組み込まれているため
とはいえ、Rakuten UN-LIMITプランには通話かけ放題以外にも、
- 楽天回線エリア:データ通信使い放題
- パートナーエリア(au回線):5GB/月まで使い放題※超過後も1Mbps使い放題
という破格にコスパの良いデータ容量プランがセットになっているため、電話をまったく使わない方にも魅力があるプランなのです。
公式サイトはこちら⇒楽天モバイル
楽天モバイルのかけ放題に関する口コミ・評判
【楽天モバイル・5日目】
所用で緊急対応として都内へ。
初のパートナーエリア通信を体感。制限モードで楽天linkの通話出来て、1Mbpsの実測確認!使い勝手よいよ。#楽天モバイル #OppoRenoA #楽天UNLIMIT #RakutenLink pic.twitter.com/UGGE4o56Bo
— ぼとらーず (@botraz) April 12, 2020
Rakuten Linkで通話してみたけど、遅延がありますね。自分はMS Teams等で遅延通話には慣れていますが、慣れていない人と会話するとちょっと話しづらいですね。今後の改善に期待したいですが無理なのかな。
— おおたにっず (@ootanizzu) April 12, 2020
Pixel3 + Rakuten unlimited だが、楽天の自社エリアでSMSが届き、Rakuten link も設定完了。SIMにも番号が書き込まれた。
ただしパートナーエリアに戻るとRakuten linkでも着信できない。— Hideaki Shimomura (@itapase) April 12, 2020
その時点でデータ通信は可能になったけどスマホの端末情報みてもまだ電話番号は入ってなくてしばらくしたら入った。その後rakuten linkは無事アクティベーションできた。動作対象端末じゃないのでVoLTEは不可です。
— dm* (@doralme) April 12, 2020
楽天MNOのRakuten UN-LIMIT。AQUOS Sense3とHUAWEI P20liteで確認
楽天Linkアプリとmy楽天モバイルアプリを入れてSMS認証を通し、APN設定するだけでフルサービス使える
なおSIMを差してSMS認証を通すと、その前にSIM差していたスマホからログアウトされ、SIMを戻すとき再び楽天LinkのSMS認証が必要
— 客相吾郎[▶] (@complain2us) April 12, 2020
ようは楽天モバイルのsimカードが入っている(esim含)端末とRakuten Linkの端末を分離できるということ。海外simでも可能なので海外から無料通話ができるという素晴らしさ。
— メリ男 (@t28k2) April 12, 2020
RAakuten UN-LIMIT申し込んで設定も完了したしSMS、通話ともに出来たけど、SIM刺さったままでもWi-Fi環境下では番号非通知に。
Rakuten Linkでの通話や着信終了時にGoogle Play Musicで音楽が自動で再生されてしまう。
Rakuten Linkの不具合では?— モトさん@MHWIガンスorスラアク (@mot3110) April 12, 2020
Rakuten LinkのSMS認証で来る番号が電話番号下六桁で固定されてて意味をなしてないの草
— 辰零 (@Ryo_TATSUREI) April 12, 2020
Rakuten LinkのSMS認証の番号が電話番号下6桁っていうのをみて試してみたらすんなり行けてしまった…マジか…
— 玲二伊藤 (@rageIto) April 12, 2020
Rakuten LinkのSMS認証、電話番号下6桁で通るという話を見て、試しにauエリア非対応のHUAWEI nova lite(SIMカードは未挿入)でやってみたら本当に通った。それでいいのかよ…
— daisu (@daisu) April 12, 2020
max pro m2でrakuten link認証出来ました。
apn入れてしばらく電波入るまで放置して
電話番号下6桁入力でいけました☺️
発信・着信・データ通信全部いけました。
自分はauエリアです下6桁入力しても1度目うまくいかなくてログインし直したらいけました。
ズイ₍₍(ง˘ω˘)ว⁾⁾ズイ#楽天モバイル— がっちゃん (@gachan_9) April 12, 2020
rakuten linkアプリの認証が厳しくなったか。アプリの端末とSIMを入れている端末が違うと、認証SMSの送信自体が起きない仕様に変わったかも。
— n (@7PB) April 12, 2020
楽天モバイルのかけ放題(通話し放題)まとめ
- かけ放題は他社格安SIMと比較的して割安感あり
- 時間制限なし・通話品質重視でコスパが良い
- かけ放題が不要でも大容量データ通信するならあり
MNOとなった楽天モバイルは他の格安SIMでは実現できないサービスが提供できるようになりました。その一つがRCSを使った通話かけ放題サービスでといえるでしょう。
SNSやネットの口コミをみると、まだ開始されたばかりのサービスということもあり、利用可能端末やSMS認証の部分で情報が錯綜している様子も見受けられますが、たくさん電話を使う格安SIMユーザーには『Rakuten Link』が通話品質とコスパの高さから圧倒的な人気を誇っていることが伺えます。
是非とも楽天モバイルで、データ通信料と通話料を節約して、快適なスマホライフを満喫してくださいね。
公式サイトはこちら⇒楽天モバイル