楽天モバイルはMVNO時代から大手キャリア顔負けのスマホ端末の割引セールを積極的に行うなどオトクさに定評があり、2017年3月格安SIMサービスの利用動向調査では『メインで利用している格安SIMサービス』でシェアNo.1 […]
楽天モバイルの特徴(メリットとデメリット)
オンラインモールでおなじみの楽天グループが運営するサービスとあって、大手企業ならではの安心感やポイント共有など様々な特典が得られる楽天モバイル。
スマホ代を安くするだけではない楽天モバイルならではのメリットや、注意すべきポイント・デメリットを他の格安SIMと比較しながら詳しく紹介していきます。
公式サイトはこちら⇒楽天モバイル
そもそも楽天モバイルとは?
一言でいうと『格安SIM(携帯電話)サービス』です。
楽天モバイルとは日本を代表するIT企業である楽天グループが運営する携帯電話サービスなのです。
ではみなさんが知っている大手キャリアと呼ばれるドコモやau、ソフトバンクとはいったい何が違うのでしょうか?
それは
- 大手キャリア⇒通信設備を自社で持っている
- 格安SIM⇒通信設備を他社から借りている
という違いです。
携帯電話サービスを行うには、電波を送受信するための通信設備が必要になりますが、非常に莫大なコストが掛かかります。
そこで楽天モバイルは大手キャリアから通信設備を安く借りたり、運営コストを安く抑えたりすることで、格安の携帯電話サービスを提供しているのです。
楽天モバイルの評判とユーザーが急増している理由
楽天モバイルはとても評判が高く、大手キャリアから乗り換える利用者が続々と増えており、後を絶ちません。
スマホ市場を調査しているMMD研究所が調べた結果によると、
2016年3月における格安SIMサービスの利用意向調査において『音声通話プラン利用者における格安SIMサービス』で最も多かったのが楽天モバイルなのです。
音声通話付きプラン契約者比率 | ||
---|---|---|
1位 | 楽天モバイル | 21.9% |
2位 | OCN モバイル ONE | 11.3% |
3位 | IIJmio | 10.2% |
それも2位に約2倍の大差を付けてぶっちぎりの1位です。
2017年3月格安SIMサービスの利用動向調査でも『メインで利用している格安SIMサービス』でシェアNo.1を獲得しています。
この結果の大きな原動力となっているのが、楽天モバイルが音声通話を安くするオプションや直営ショップでの対面サービスといった、格安SIMの弱点を積極的になくしてきた立役者であることが挙げられます。
それまでは格安SIMといえば、スマホ2台持ちやタブレットなどセカンド機をデータ通信専用で利用することが主な役目でした。
ところが楽天モバイルの登場によって格安SIMの使われ方がスマホのメイン機、つまり携帯電話としての役割を担う存在へ移り変わったといえるでしょう。
また全国各地にぞくぞくと配置されている直営ショップでの対面サービス、新たに導入された『スーパーホーダイ』プランなど、格安SIMの中で抜きに出たサービス力を兼ね備えています。
だから音声通話付きプランで大手キャリアから楽天モバイルへと乗り換えるスマホユーザーが続々と増えているんですね。
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楽天モバイルの料金プラン
楽天モバイルには大きく分けて
- 組み合わせプラン
- スーパーホーダイ
という2種類の契約プランがあります。
組み合わせプランとは従来から楽天モバイルにあったプランで、自分のスマホの使い方に応じて高速データ通信容量や通話オプションなどを組み合わせて申し込める月額料金プランです。
一般的な格安SIMに多い契約形態です。
スーパーホーダイプランは新しいプランで、通信速度最大1Mbpsの使い放題と、国内通話5分かけ放題がセットになった通話SIM限定の月額料金プランです。
サブブランドと呼ばれているワイモバイルやUQモバイルに似た契約形態です。
組み合わせプラン
もともと楽天モバイルには、月間データ通信容量と通話オプションを好きな組み合わせで契約できる月額料金プランと、10分かけ放題と1Mbps使い放題がセットになったプラン『スーパーホーダイ』がありました。
データSIM | 通話SIM | |||
---|---|---|---|---|
SMS機能 | あり | なし | ||
ベーシックプラン | 710円 | 578円 | ベーシックプラン | 1,375円 |
3.1GBプラン | 1,122円 | 990円 | 3.1GBプラン | 1,760円 |
5GBプラン | 1,727円 | 1,595円 | 5GBプラン | 2,365円 |
10GBプラン | 2,618円 | 2,486円 | 10GBプラン | 3,256円 |
20GBプラン | 4,587円 | 4,455円 | 20GBプラン | 5,225円 |
30GBプラン | 6,072円 | 5,995円 | 30GBプラン | 6,765円 |
※税込み価格
組み合わせプランには大きく分けて
- データSIM
- 050データSIM
- 通話SIM
という3種類の契約プランがあります。
データSIM(データ通信のみ)
データSIMとはデータ通信専用のプランのことです。主にインターネットやアプリをスマホやタブレット、PCのみで利用したいユーザー向けの、月額基本料金がデータ容量定額制の契約になります。
なので090から始まる携帯電話番号で電話を掛けることはできません。
050データSIM(データ通信+SMS付き)
ただしデータSIM料金に120円加えて、SMSありの『050データSIM』を選択することができます。
050データSIMとは電話は掛けられませんが、090や080、070といった電話番号が割り当てられるので、SMS認証が必要なアプリが利用できます。
また050番号が割り当てられるので割安なIP電話を掛けることができます。
通話SIM(データ通信+音声通話付き)
通話SIMとはデータ通信に加えて090や080、070から始まる携帯番号で電話が掛けられる音声通話付きプランです。
携帯電話番号は新規契約でmineoから割り当ててもらうこともできますし、現在利用中の携帯電話番号そのままでMNPを利用して、他社からmineoへ引き継ぐこともできます。
データ容量と月額料金
データ容量はデータSIM/通話SIMに関わらず、3.1GB〜30GBの5種類と低速で容量無制限のベーシックプランから選ぶことができます。
ベーシックプランは最大200Kbpsという低速通信しかできないため、「LINEやメールしか使わない」というように、ほとんどデータ通信を使わない方のためのプランです。
画像付のWEBサイトを閲覧したり、オンラインのスマホゲームアプリを使ったりと、スマホを通常利用したいなら、3.1GB~30GBの5種類のLTE高速通信ができる容量別プランを選んだ方が良いでしょう。
スーパーホーダイ
スーパーホーダイも通話SIMと同様に、090や080、070から始まる携帯番号で電話が掛けられる音声通話付きプランです。
通話無料サービス『楽天でんわ5分かけ放題 by 楽天モバイル』がセットになっており、5分以内の国内通話が何度でもかけ放題で利用できます。
月々に利用できる高速通信容量と月額料金は楽天会員の場合、
- プランS:2GB (1,980円)
- プランM:6GB (2,980円)
- プランL:14GB (4,980円)
となっていますが、データ容量を使い切った際の制限される通信速度にスーパーホーダイ最大の特徴があります。
通常、200Kbpsという低速通信に速度制限されるところ、スーパーホーダイなら最大1Mbpsの通信速度まで使えちゃうんです。※大手キャリアの場合はもっと遅い128Kbps
要するに1Mbpsの使い放題プランということです。1Mbpsもあれば様々な用途でスマホを利用することが可能です。
ただし2年目以降は1,000円値上がりする点と、混雑する時間帯(12時~13時、18時~19時)には300Kbpsに速度制限されるようなので注意しましょう。
とはいえ通常の高速データ通信でも、他の格安SIMでも混雑する時間帯は1Mbps出すのが難しいので、そこまで速度制限に敏感になる必要はないでしょう。
楽天モバイルのメリット
月額基本料金が圧倒的に安くなる
まずはなんといっても大手キャリアと比較して、圧倒的に安くなる月額料金が大きな魅力です。
ちなみに大手キャリアのスマホユーザーは格安SIMのスマホユーザーに比べて約3倍もの月額料金を支払っているといわれています。
実際、同じ条件で料金シミュレーションを行った場合、大手キャリアに比べて楽天モバイルの方が4,000円/月安くなる結果(半額以下)が得られています。
余ったデータ容量を翌月に繰り越せる
しかも月額料金が安くなる上に楽天モバイルに限らずほとんどの格安SIMで、当たり前のように余ったデータ容量(パケット)が翌月に繰り越して利用できます。
最近は大手キャリアも格安SIMに続けとばかりに、データ容量の繰り越しサービスを導入してはいますが、プランによって利用できなかったりと複雑で注意が必要です。
出張や旅行で利用するデータ容量にバラつきがあっても、データ容量の繰り越しがあれば有効活用できてお得ですよね。
高速データ通信をON/OFFできる
基本的に大手キャリアで利用していた場合には、低速データ通信に速度制限されると128Kbpsという、ほとんど何もできないようなスピードに制限されてしまいます。
ところが楽天モバイル(組み合わせプラン)や多くの格安SIMでは低速データ通信時も200KbpsでWEBサイトの閲覧やメール、LINEなど、そこそこ快適に利用することができます。(スーパーホーダイなら1Mbps!)
しかも専用アプリ『楽天モバイルSIMアプリ』で高速/低速通信を自由に切り替えられるので、データ容量の節約にも非常に便利です。
バースト転送で低速データ通信時も安心
低速データ通信時の速度制限が200Kbpsというだけでもありがたいのですが、楽天モバイルなどの一部の格安SIMでは『バースト転送機能』を利用することができちゃうんです。
これは非常に画期的なサービスで、低速データ通信時に初速を上げることでWEBサイトの画像の読み込みなどがスムーズに表示可能となります。
もちろん高速データ通信と比べればスピード面では劣りますが、節約機能なので十分利用価値があるでしょう。
また会社の収益よりもユーザーのためのサービスを提供する姿勢に心打たれますよね。
音声通話料金の割引オプションがお得
格安SIMは090電話番号を使った音声通話が基本的に20円/30秒となる従量課金制が主流のため、電話をたくさんする人にとっては割高と言われていますが、楽天モバイルには音声通話の割引オプションとして
- 5分かけ放題オプション:月額850円※5分以降10円/30秒
かけ放題オプション:月額2,380円※
があります。※2018年2月28日(水)23:59をもってサービスを終了
さらに月額基本料金が無料の通話アプリ『楽天でんわ』を使えば音声通話が半額の10円/30秒で利用できます。
ちなみに楽天でんわアプリは楽天モバイル以外の格安SIMを使っていても月額基本料金が無料で利用可能です。
5分かけ放題・かけ放題オプションは楽天モバイルでのみ利用できます。
MMD研究所によれば
1日の通話時間は66.1%の方が月に5分未満と回答しています。
「1分未満」が32.5%と最も多く、次いで「1分以上3分未満」が20.6%、「3分以上5分未満」が13.0%
引用元:MMD研究所
つまりほとんどのケースにおいて大手キャリアの月額2,700円掛かるかけ放題より、月額850円で済む楽天モバイルの5分かけ放題オプションを使った方が、無駄なくお得というわけですね。
万が一通話が5分を超えてしまっても、その後は半額の10円/30秒なので非常に心強いですね。(大手キャリアの5分かけ放題は20円/30秒になる)
時間制限なしの完全かけ放題サービスに対応
いくら楽天モバイルの5分かけ放題オプションがお得といえど、たくさん090電話番号からの音声通話をする方にとっては、大手キャリアのかけ放題プランの方が割安になるのは間違いありません。
ご安心ください。
格安SIMの中でもほとんど扱っていない、通話時間が無制限の完全かけ放題サービスを楽天モバイルは提供しています。
たくさん電話するユーザーにとって、大手キャリア同様に通話時間が無制限のかけ放題が選択できるのは非常に心強いですよね。
しかも大手キャリアのかけ放題だと月額2,700円掛かるところ、楽天モバイルなら月額2,380円なので320円安い計算です。
⇒2018年2月28日で楽天モバイルの完全かけ放題はサービスを廃止
どうしても長時間の電話を掛ける機会の多い方にとっては、格安SIMを選ぶ際の大きなポイントになることでしょう。
直営店舗で対面サービスが受けられる
基本的に格安SIMは安い料金でユーザーにサービス提供するため、運用コストを下げる工夫として直営店舗を持っていないことが多いです。
ところが楽天モバイルなら全国各地にショップを持ち、大手キャリアとなんら変わらない対面サービスを受けることができるので安心です。
昔の格安SIMは契約してからSIMカードが自宅に届いてネットワーク設定を行って、データ通信できるまでに2~3日何もできない不通期間がありました。
ところが今では多くの格安SIMが自宅からインターネットで契約してもスマホが使えなくなる不通期間はほとんどなく、即日開通に対応しています。もちろん楽天モバイルでも自宅で空白期間がほとんどなく即日開通できます。
そういう意味では、店舗で契約するメリットは薄れつつありますが、
楽天モバイルで利用できるスマホを実際に触ってみたい…
分からないことを直接ショップ店員に聞きたい…
など緊急時の安心感は絶大ですね。
割安でセット購入できるスマホのラインナップが充実
楽天モバイルでは契約と同時にスマホが購入できるセット販売端末が非常に豊富です。
キャンペーンや期間限定割引などでスマホが割安で手に入るうえに、面倒なネットワーク接続などの手間も省けるため、初めて格安SIMを利用する方から、安く格安スマホをゲットしたい方まで幅広いユーザーにおすすめできます。
楽天スーパーポイントが貯まる・使える
さらに楽天モバイルのセット販売端末や月々の利用料金を、楽天スーパーポイントを使って支払うこともできるんです。
月々のお支払い100円に付き楽天スーパーポイントが1ポイント貯まり、通話SIMを契約している方は楽天市場でのお買い物ポイントがずっと2倍になる特典も受けられるのです。
普段、楽天市場を利用している方にとっては、非常に効率的なポイント運用ができますね。
ちなみに楽天クレジットカードは年会費無料で作れます。
まだ持っていない方はこちらから、お得に申込むことができます!
☆★楽天カード新規入会キャンペーン★☆
「楽天カードでポイント生活はじめよう!」
⇒2017年5月度付与分からは、楽天モバイルの利用で貯まるポイントが、楽天会員のランクアップ対象に加わりました。
⇒ダイヤモンド会員ならスーパーホーダイが1年間500円割引が適用されます。
クレジットカード以外の支払い方法で契約できる
格安SIM業界では、最低限の支払い能力の証明として利用料金はクレジットカード払いしかできないところがほとんどです。
未収金の回収費用にも徹底した節約体質が伺えますね。
ところが楽天モバイルではクレジットカード以外に楽天スーパーポイントでの全額/一部支払いやデビットカードや口座振替にも対応しています。
口座振替がご利用可能な金融機関
三菱東京UFJ銀行、みずほ銀行、三井住友銀行、りそな銀行、埼玉りそな銀行、ゆうちょ銀行、ジャパンネット銀行、ソニー銀行、楽天銀行、住信SBIネット銀行、セブン銀行、じぶん銀行、イオン銀行、新生銀行、信用金庫 ほか
引用元:公式サイト(楽天モバイル)
クレジットカードに抵抗感がある方やそもそも持っていない方にとってはうれしい配慮ですね。
自宅でその日のうちに回線が切り替えられる
モバイル・ナンバー・ポータビリティ(MNP)を利用して他社から携帯電話番号を引き継ぐ場合、格安SIMによっては回線を切り替えるために空白期間という携帯(スマホ)が全く利用できない期間が数日あります。
ところが楽天モバイルの場合は上述した通り簡単な切替作業で、それもその日のうちに回線を切り替えることができるんです。
楽天モバイルのデメリット
3G通信専用のスマホ端末が使えない
LTE高速通信に対応していない3G通信専用のスマホ端末は、楽天モバイルのSIMカードを利用できないです。
動作確認済み端末
・・・
※2015年10月6日以降にお申し込みの楽天モバイルのSIMカードでは、3G通信専用の端末でデータ通信を行うことはできません。あらかじめご了承ください。
引用元:公式サイト(楽天モバイル)
楽天モバイルを契約する前にLTE高速通信(4G)に対応しているかどうか、事前に確認しておきましょう。
これからスマホを購入する場合は動作確認済みであるセット端末にするか、LTE高速通信(4G)に対応しているスマホを選ぶように気を付けましょう。
直近3日間の速度制限が厳しい⇒撤廃(2017年3月1日)
データ容量別の月額定額制にも関わらず、多くの格安SIMが直近の3日間でデータ通信容量が一定量を超えると速度制限を行っています。
楽天モバイルにも、この3日間制限があるのですが、他の格安SIMより規制ルールが厳しいです。
⇒2017年3月1日に撤廃されました。
2017年3月1日以前の速度制限 | |
---|---|
データ容量プラン | 3日間制限 |
3.1GB | 540MB |
5GB | 1GB |
10GB | 1.7GB |
20GB | なし |
30GB | なし |
↓
現在の速度制限 | |
---|---|
データ容量プラン | 3日間制限 |
3.1GB | 全プラン
速度制限 なし! |
5GB | |
10GB | |
20GB | |
30GB |
過去の楽天モバイルの通信速度事情
利用できるデータ容量はたとえば3.1GBプランの場合
- 540[MB]÷3[日]=180[MB/日]
⇒1日あたり180MB
となります。ひと月を30日とすると
- 3.1[GB]=3100[MB]
- 3100[MB]÷30[日]=103[MB/日]
⇒1日あたり103MB
です。
つまり3.1GBプランを申し込む場合は、1日に利用するデータ容量が常に103MB程度なら良いのですが、全く使わない日があったり、180MBを超えたりするような日によって変動する人にとっては、少し使い勝手が悪くなるので注意しましょう。
現在の楽天モバイルの通信速度事情
通信速度規制は契約した月々のデータ容量だけを考えればよく、日よって利用するデータ容量が変動する方にとっても、非常に使いやすい格安SIMといえます。
楽天モバイル(格安SIM)の注意点
通信速度(実効速度)が遅くなる
ドコモと同じLTE回線を利用するため、最大通信速度はXi(クロッシィ)相当(受信最大225Mbps、送信最大50Mbps)です。通信エリアも同じなので繋がりやすいです。
ただし楽天モバイルがドコモから借りている通信設備(帯域)と契約者数に応じて、ドコモよりも通信速度が低下したり、不安定になるエリアや時間帯が存在します。
とはいえWEBページやメール、LINEの閲覧など、日ごろ利用する基本的なスマホの操作なら1Mbpsも速度が出れば、ほとんど体感でスピードの遅さを感じることはありません。動画に関しても画質にもよりますが、2〜4Mbpsも速度が出れば快適に見ることが可能です。
つまり重要なのは「自分の利用シーンに合った通信速度がでるかどうか」ということなんです。
混み合う時間帯もあるものの、楽天モバイルはほぼこれらの条件をクリアしているため、余程のことがなければ通信速度の遅さを感じることはないでしょう。
なお通信速度を重視したい場合は比較的安定して速い格安SIMを選ぶのも一つの手です。
スマホのネットワーク設定が必要になる
大手キャリアでスマホを購入する場合は、基本的に直営ショップで設定が完了しているスマホしか受け取ることはありませんでした。
しかし楽天モバイルなど格安SIMの場合は、基本的に自分でスマホにSIMカードを差し込んだ後、APN設定というネットワークに接続するための設定を行う必要があります。
特に難しいものではありませんが、今までAPN設定をやったことがない方にとっては煩わしい作業と感じることでしょう。
ただし楽天モバイルにもスマホ端末と契約がセットになったプランも用意されています。
セットプランならAPN設定がプリセットされているので、新たにAPN設定を作成・入力しなくても使うことができるのでオススメです。
キャリアメール(MMS)が使えない
いわゆるEメールという携帯のキャリアメール(MMS)が使えなくなります。
残念ながら楽天モバイルに限らず、ほとんどの格安SIMで利用することができません。
現状どうしてもキャリアメールが使いたい方には通常の格安SIMという選択は難しいです。
ただし大手キャリアの低価格ブランドで広い意味で格安SIMに位置するいくつかのサービスでは、キャリアメール(MMS)が利用できるんです。
格安SIMへの乗り換えを検討するにあたり、フリーメールとして高機能なG-mailやLINEなどのコミュニケーションアプリが普及している中で、本当にキャリアメールが必要なのか一度考え直してみるのも一つの手です。
LINEアプリの年齢認証機能が使えない
SNSを利用している日本の人口は8割を超えるといわれており、
- 1位:LINE
- 2位:Twitter
- 3位:Facebook
- 4位:Instagram
の順にユーザーが多いとされています。
スマホユーザーによっては「SNSしか利用しない」なんて話もよく耳にします。
そんな電話やメールの代わりに連絡先交換で利用されているLINEの年齢認証機能が使えなくなると、意外と不便です。
LINEのQRコードをメールで送ってもらって、PCで開いてQRコードリーダーで読み込んで…
なんて面倒な作業で友達追加した時には非常に煩わしさを感じたものです。
現状、残念ながらほぼ全ての格安SIMがLINEの年齢認証機能が利用できません。
唯一LINEモバイルなら自社サービスということもあり制限なく利用でき、さらにはLINEやSNSのカウントフリー機能もあるため、SNSメインでスマホを利用している方は必見です。
楽天モバイルの口コミ(使ってみた感想)
やばっ!楽天モバイルの格安SIMに替えたら、スマホ代を月額2000円以下までに下げられる自信しかない!笑 [楽天] https://t.co/GEuPaLs0J4 安心・お得な格安スマホ/格安SIMなら楽天モバイル!
— コアラ太郎@自由人を目指すブロガー (@fumitooo) 2017年1月13日
楽天モバイル、会社の電波も
全く問題なし~!
この感じで使えて、
5分掛け放題+5Gで3,240円で使えるならとってもお得?— けいこ (@eveleorin) 2017年1月10日
楽天モバイルでまさかの3日速度制限( ; ; )出先でテザリングしてたからかなぁ…ほんと遅いし予期しないし悲しい…
— SANY[HS] (@sany_hs) 2017年1月17日
しかし楽天モバイルの3日間の通信量での速度制限はほんとクソだな。3日間で540MBなんて出張行ってればあっという間やわ
— ひ でっぷ (@hideponm) 2017年1月11日
楽天モバイルが扱っているセット販売端末(おすすめ3機種)
-
HUAWEI P9 lite(Huawei)
- 価格:
- 29,980円⇒12,600円(税抜)
- 画面サイズ:
- 5.2インチ
- 本体サイズ:
- 約72.6×146.8×7.5mm
- 重量:
- 約147g
- カラー:
- ホワイト/ブラック/ゴールド
2万円台の手頃なお値段で、高性能なオクタコアCPUを搭載。3,000mAhの大容量バッテリーだから、最大待受時間は驚きの630時間。カメラも1,300万画素の高画質。流行りの指紋認証でセキュリティもバッチリ。
-
HUAWEI nova lite(Huawei)
- 価格:
- 21,800円⇒15,700円(税抜)
- 画面サイズ:
- 5.2インチ
- 本体サイズ:
- 約72.6×146.8×7.5mm
- 重量:
- 約147g
- カラー:
- ホワイト/ブラック/ゴールド
MVNO限定販売。1~2万円台の低価格で、高性能なオクタコアCPUと3GBの内蔵メモリRAMを搭載。3,000mAhの大容量バッテリーだから、最大待受時間は驚きの670時間。限定というだけあり圧巻のコスパ。
-
ZenFone 3(ASUS)
- 価格:
- 39,800円⇒27,700円(税抜)
- 画面サイズ:
- 5.2インチ
- 本体サイズ:
- 約73.9×146.8×7.69mm
- 重量:
- 約147g
- カラー:
- サファイアブラック/パールホワイト
3~4万円台のお値段で、高性能なオクタコアCPUと3GBの内蔵メモリRAMを搭載。バッテリーが2,650mAhなので、最大待受時間は434時間とやや短め。カメラは1,600万画素の高画質。流行りの指紋認証でセキュリティもバッチリ。
楽天モバイルのキャンペーン情報
いつ楽天モバイルへ乗り換えても、大手キャリアで支払っていたスマホ代を劇的に節約することができますが、定期的に期間限定で実施しているキャンペーンを利用することで、よりお得に乗り換えることができます。
過去のキャンペーンや好評につき延長している特典なども参考にするとよいでしょう。
また楽天モバイルに限らず、格安SIMは3月や9月近辺が繁忙期となっており、大型キャンペーンが続々と登場する傾向があります。
ただし、よりお得な特典を受けるために乗り換え時期をずらして、格安SIMデビューのタイミングを逃さぬよう注意しましょう。
まとめ
大手企業の楽天グループが運営する格安SIMサービスで、2016年には音声通話付きプランの契約者数、2017年にはメインで使う格安SIMで、それぞれNo.1を獲得するなど、とても人気が高い楽天モバイル。
大手キャリアと同じ完全かけ放題オプション※- 全国各地に展開している直営店舗による対面サービス
- スマホが超お得に購入できる豊富なセット販売端末
※2018年2月28日(水)23:59をもってサービスを終了
など、格安SIMの弱点を感じさせないサービスの数々が大人気の秘訣となっています。
楽天スーパーポイントが利用できる点も、他社にはない大きなメリットといえるでしょう。
一方で直近3日間の速度制限はやや厳しめのルールとなっています。
⇒2017年3月1日に、速度制限は撤廃されました。
時間無制限のかけ放題オプションや、スーパーホーダイなど新たなサービスを開始するなど、更なるサービスの向上を図る楽天モバイル。
ずば抜けたサービス力で将来にわたってオススメできる格安SIMといえるでしょう。
公式サイトはこちら⇒楽天モバイル
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