今使っている電話番号そのままで他社へ乗り換えられるMNP(モバイル・ナンバー・ポータビリティ)。DMMモバイルからワイモバイルへ問題なくMNPが利用できます。
もちろん大手キャリアと同じように直営店舗で店員さんにお願いすることもできますが、わざわざショップに足を運ぶ必要もありません。
だってワイモバイルなら自宅で簡単にそれも、その日のうちに回線が切り替えられるのですから。ただしMNPを利用して乗り換える場合、いくつか注意すべきポイントがあります。
事前にしっかりと準備しておかないと、
そもそも契約ができなかった…
契約できたけどスマホが使えなかった…
などのトラブルに遭遇してしまいます。
そこでまずは『DMMモバイルからMNP予約番号を取得する手順』を、続いて『ワイモバイルでMNP転入する手順』をそれぞれ詳しく解説していきますので、是非とも快適な格安SIMライフを手に入れてください。
DMMモバイルからMNP予約番号を取得する流れ
DMMモバイルからワイモバイルへMNPを使って乗り換えるために必要な、大まかな手順は以下の通りです。
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手順A. 事前準備
名義変更(確認)やSIMロックの有無を確認しておきます。
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手順B. MNP予約番号を取得
DMMモバイルからMNP予約番号を取得します。
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ワイモバイルでMNP転入手続きを行います。※手順C~Dで詳細を解説
ざっと流れが頭に入ったところで、実際に手順Aの詳細から順を追ってみていきましょう。
手順A. 事前準備
契約者名義は同一にしておく
DMMモバイルからMNP予約番号を取得して、いざ契約しようとしたら
契約者名義が違っていて契約できなかった…
という事例が格安SIMサービスを展開するmineoで急増しているそうです。
MNPお申し込みの際に、「契約名義間違い」にてお申し込みがお受けできないケースが多数発生しております。
引用元:公式サイト(mineo)
しかしこの問題はmineoに限った話ではなく、ワイモバイルでも起こります。
たとえば『DMMモバイルの時には親の名義で契約していたけど、ワイモバイルでは自分の名義で契約する』なんてケースが該当します。
そんな場合は、残念ながらDMMモバイルでは本人以外への名義変更はできないので、同一の契約者でMNP予約番号を取得して乗り換えるか、MNPを利用せずにDMMモバイルを解約して新規契約する必要があるので注意しましょう。
DMMモバイルのスマホを継続利用するならSIMロック解除が必要
DMMモバイルはドコモ回線を利用しているため、ドコモのSIMロックされたスマホが利用できました。一方、ワイモバイルは独自回線を利用しているため、ドコモのスマホを継続利用することは基本的にはできません。
ただしSIMフリーやSIMロックを解除したスマホを利用している場合には、対応バンドを確認することが必要ですが利用できる可能性があります。
とはいえ機種の対応バンドを自分で調べるのは、なかなか大変ですよね?
ワイモバイルの公式サイトでは、実際にあなたが使っている機種が使える条件を簡単にチェックできるようになっています。契約してからトラブルに見舞われないためにも事前に自分の目で一度は確認しておきましょう。
1. まず、下のリンク(ワイモバイル)から公式サイトへ移動します。
2. すると『接続実績のある他社端末』が一覧表示されるので、メーカーを選択して該当の機種を確認します。
上の画像の例は『iPhone 11 Pro Max』と『iPhone 11 Pro』について調べた結果です。
- SIMフリー版がnanoSIMで利用できる
- docomo版がnanoSIMで利用できる
- au版がnanoSIMで利用できる
- SoftBank版がnanoSIMで利用できる
ということが簡単に分かりますね。※docomo/au/SoftBank版はSIMロック解除が必要
基本的に最新型のiPhoneのように対応バンドが多い機種でSIMフリーがOKならワイモバイルでも利用可能です。
またワイモバイルでは『nanoSIM』と『microSIM』の2種類のサイズが異なるSIMカードを扱っています。
iPhone 11 Pro/11 Pro Maxの場合はnanoサイズのSIMカードが必要なので、契約時にはここで調べたサイズを参考にすると良いでしょう。
音声SIMプランの最低利用期間と解約違約金
DMMモバイルの契約には
- データSIMプラン
- 音声SIMプラン
という2種類のプランがあります。
そのうち音声SIMプランの場合は、利用開始日を含む月の翌月から12ヶ月後の月末日までの解約で、解約手数料9,000円が発生する最低利用期間が設けられています。大手キャリア特有の2年縛りはありませんのでご安心ください。
手順B. MNP予約番号を取得
事前準備が完了したら、いよいよMNP予約番号の取得です。
MNPを利用してワイモバイルに乗り換える場合は、現在契約しているDMMモバイルから携帯電話番号や契約者などが紐づいているMNP予約番号を発行してもらい、その情報をもとに乗り換え先のワイモバイルでMNP転入手続きを行います。
そうすることでDMMモバイルで使っていた電話番号が、そのままワイモバイルでも利用できるというわけです。
MNP予約番号はインターネット(WEB)から取得することができます。
MNP予約番号の入手先
- WEB:
- マイページ
取得したMNP予約番号は連絡先メールに通知されます。
MNP予約番号を取る際は
- 3,000円のMNP転出手数料
- 取得後15日間の有効期限
があることに注意しましょう。
大手キャリアと違ってMNP予約番号は即日発行とうわけにはいきません。予約番号の発行までは4日程度掛かることに注意しておきましょう。
以上が『DMMモバイルからMNP予約番号を取得する手順』の詳しい解説になります。それでは続いて『ワイモバイルでMNP転入する手順』について確認していきましょう。
ワイモバイルへMNP転入する流れ
ワイモバイルへMNP転入するために必要な大まかな手順は以下の通りです。
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手順C. 公式サイトで契約
ワイモバイルの公式サイトへ移動して、MNP予約番号を入力して契約します。
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手順D. ワイモバイル回線へ切替
自宅にSIMカードが届いたら、スマホにセットして回線を切り替えます。
-
あとは待つだけで、ワイモバイル回線が利用できます。
ざっと流れが頭に入ったところで、実際に手順Cの詳細から順を追ってみていきましょう。
手順C. 公式サイトで契約
ワイモバイルの公式サイトへ移動して、MNPを利用するための手続きを行います。
ワイモバイルにはMNP予約番号の有効期限(15日間)に加えてオンラインストアの場合は『MNP有効期限が10日間以上残っていること』という独自ルールがあります。
オンラインストアでのお手続きにはMNP有効期限が10日間以上残っている必要があります。有効期限が9日間以内の場合は再度MNP予約番号をお取り直しください。
引用元:公式サイト(ワイモバイル)
つまり実質的な契約までの期限はMNP予約番号を取得後、たったの5日間というわけです。※以前は『取得日から2日以内』という、より厳しいルールが設定されていました。
期限内に契約できなかった場合は、再び取得し直すために残日数を待つ羽目になります。
手間が掛かかるうえに、ひと月乗り遅れるだけでキャンペーンや更新月をまたいで、ムダな出費にもつながりる可能性があります。
そこでMNP予約番号を取得する前に公式サイトから選択画面を事前に確認しておき、当日は失敗することなくスムーズに手続きを済ませましょう。
MNPを利用した契約手続きの詳しい手順
1. まず、下のリンク(ワイモバイル)から公式サイトへ移動します。
公式サイトはこちら⇒
2. 次に契約したい商品名を選択します。
※ちなみにセット販売端末は不要で、お手持ちのスマホでワイモバイルへ乗り換えたい場合は『SIMカード』を選択しましょう。
3. すると、詳細内容の入力画面『音声USIMカードを購入』に切り替わるので、必要事項を選択して『ご購入手続きへ』ボタンを押します。
3-1. サイズ
利用するSIMカードのサイズを『micro』または『nano』から選択します。
3-2. 契約方法
MNPする場合は『のりかえ』にチェックを入れます。
3-3. 現在お使いの端末・プラン
利用中の携帯電話会社は『ドコモ、au、MVNO』を選択します。
3-4. 料金プラン
『スマホプランS/M/R』の中からプランを選択します。
容量 | 月額料金 | |
---|---|---|
スマホプランS | 3GB⇒4GB | 2,680円 |
スマホプランM | 9GB⇒12GB | 3,680円 |
スマホプランR | 14GB⇒17GB | 4,680円 |
その他に機種を購入する場合には、支払い方法や各種オプションなど選択した商品に応じた必要事項を確認してチェックを入れましょう。
また契約のタイミングによっては予期せぬキャンペーンが適用されていることもあります。
たとえば現時点(2020年1月17日)でSIMカードのみ契約する場合、6ヵ月間基本使用料から最大770円が割引される『新規割』や、3000円相当のPayPayボーナスをもらうことができます。
是非とも今現在受けられる特典を契約画面から確認しておきましょう。
4. 必要事項を選択して『ご購入手続きへ』を押すと『お客さま情報入力』画面に移動します。※Yahoo! JAPAN IDをお持ちの場合は情報入力(一部)を省くことが可能
まずは本人確認書類として、ご自身の身分証明書の画像データをアップロードします。
本人確認書類一覧(日本国籍の場合)
- 自動車運転免許証(表面)
- 健康保険証
- 住民基本台帳
- マイナンバーカード
- 日本国パスポート写真記載面
- 身体障害者手帳
- 療育手帳
- 精神障害者福祉手帳
- 特別永住者証明書(外国籍の方)
- 外国パスポート(外国籍の方)
本人確認書類をデジタルカメラやスマートフォンで撮影いただき、パソコン(スマートフォン)に保存します。 その際、写真や記載内容がはっきりと読み取れる画像をお選びください。本人確認書類については、全体が入るように撮影してください。
ファイル形式 JPEG ファイルサイズ 5MB以内 ※推奨:3~4MB 撮影時のポイント ・写真のピントを合わせる ・影が入らないようにする
・フラッシュはOFF、光を反射させない
・正面の角度から撮影
・画像を加工しない
引用元:公式サイト(ワイモバイル)
画像ファイルはJPEG形式だったり、ファイルサイズが5MB以内だったりと、アップロードする条件が定められているので気を付けてください。
また事前に携帯のカメラやデジカメ、スキャナーなどで画像データを取り込んでおくと、契約時にスムーズに進めることができるでしょう。※その他、NGとなる写真の例など、細かな注意点が気になる方はこちらのページをご参考ください
続いて必要書類や事前に取得しておいたMNP予約番号の情報を入力していきます。
あとは契約者情報や支払い情報を入力していくだけです。※MNP転入元の契約名義と同じ名前を入力する必要あり
手順D. ワイモバイル回線へ切替
契約の手続きが完了すると数日して自宅にSIMカードが届きます。
ワイモバイル回線へ切り替える詳細・手順
SIMカードが届いたら、まずは回線切替窓口へ電話して回線の切替を行います。電話の受付後、1~2時間程度で切り替えが完了します。
回線切替窓口
なお万が一、初期不良などトラブルが発生した場合には、以下の『ワイモバイル オンラインストア事務局』へ相談しましょう。
ワイモバイル オンラインストア事務局(フリーダイヤル )
- TEL:
- 0120-200-128
※10:00~19:00/年中無休(1月1日を除く)
また、商品到着から6日以内に切り替え手続きが確認されない場合は、自動で回線が切り替わるので注意が必要です。
旧回線の電波が圏外になったら自動切替が完了した合図です。ワイモバイルのSIMカードをスマホに差し込んで電源を入れましょう。
ただし回線切替が完了してもまだSIMカードを差し込むだけでは、ワイモバイル回線を利用してデータ通信を行うことができません。
今まで他の携帯電話会社で利用していたスマホや、ワイモバイル以外で購入したスマホには、別途ネットワークの設定が必要になります。
失敗してワイモバイル回線が使えなかったらどうしよう…
なんだか難しそうだな~、正直めんどくさい!
…など設定に不安がある方は、ワイモバイルがSIMカードとセットで販売しているスマホを購入することで、ネットワーク(APN)設定が既に完了していたり、プリセットされたAPN設定を選択するだけで済むので手間が省け、心配ごとが一つ解消できるのでオススメです。
Androidのネットワーク(APN)設定
- まず、スマホの『設定』アイコンを押します。
- 設定画面の『モバイルネットワーク』を押して、『モバイルデータ通信』に☑して、『高度な設定』⇒『APN設定』の順に押していきます。
- ワイモバイルのネットワーク情報を入力して保存します。
- 『APN接続』または『設定を有効にする』に☑します。
ネットワーク名 | 任意の名前例)ymobile |
---|---|
APN | plus.acs.jp |
ユーザー名 | ym |
パスワード | ym |
MCC | 440 |
MNC | 20 |
認証タイプ | CHAP |
MMSC | http://mms-s |
MMSプロキシ | andmms.plusacs.ne.jp |
MMSポート | 8080 |
APNタイプ | default,mms,supl,hipri |
なお、上の手順は2018年11月15日時点でのAndroidのネットワーク(APN)設定です。※端末によってAPN設定の項目名が若干異なるケースあり
現時点での最新情報(詳細手順)は事前にしっかりと公式サイトで確認しておきましょう。
公式サイトはこちら⇒
iPhone(iOS)のネットワーク(APN)設定
iPhoneのネットワーク設定はAndroidのAPN設定とは異なってプロファイルをインストールするため、別途Wi-Fi環境が必要になる点に注意が必要です。
[iOS]他社が販売するiPhoneをワイモバイルで利用するにはどうしたらいいですか?
ワイモバイルのUSIMカードで他社が販売するiPhoneをご利用いただく場合は、Safariより構成プロファイルをダウンロードしていただく必要があります。APN設定用の構成プロファイルについてよりダウンロードをしていただけます。
構成プロファイルがダウンロードされると、自動的にAPNが設定されます。
引用元:公式サイト(ワイモバイル)
設定したのに回線がつながらない場合は『音声通話とデータ』または『データ通信』にチェックが入っていることを確認します。
- 『設定』⇒『モバイルデータ通信』⇒『通信のオプション』⇒『4Gをオンにする』の順に進みます。
- VoLTEを有効にする場合は『音声通話とデータ』、無効にする場合は『データ通信』を選択します。
それでもダメな場合は『端末の再起動』と『機内モードON / OFF』を試してみましょう。
上で紹介している手順は2018年11月15日時点でのiPhoneのネットワーク設定です。現時点での最新情報や詳細手順は、事前にしっかりと公式サイトで確認しておきましょう。
公式サイトはこちら⇒
DMMモバイルからワイモバイルへ乗り換える注意点まとめ
以上、DMMモバイルからMNP転出(予約番号の取得)して、ワイモバイルへMNP転入するための詳細手順を紹介してきましたが、さいごに注意点だけ簡潔にまとめますので是非とも参考にしてください。
MNPを利用して電話番号そのままでDMMモバイルからワイモバイルへ乗り換える場合、契約者名義は同一人物である必要があります。(本人以外への名義変更ができません)
音声SIMプランの場合は最低利用期間が13カ月間設けられており、期中の解約違約金は9,000円です。
MNP予約番号を取得するのは簡単ですが
- 3,000円のMNP転出手数料
- 取得後15日間の有効期限
があることに注意しましょう。MNP予約番号は即日発行されず、4日程度掛かることにも注意が必要です。
さらにワイモバイルの場合は『MNP有効期限が10日間以上残っていること』という条件があるので、実質取得したら5日以内に契約手続きを済ませる必要があります。
商品到着後は、なるべく早めに回線切替窓口へ電話して切替手続きを完了しましょう。商品到着後、6日以内にワイモバイル回線へ切り替えないと自動的に回線切替が行われてしまうので注意しましょう。
ワイモバイルのセット販売端末以外を利用する場合は、ワイモバイルの回線を利用するためにスマホ側でAPN(CPA)設定が必要です。
事前準備をしっかりと行って少しでも無駄な出費と時間を減らせるようにしましょう。
公式サイトはこちら⇒