格安SIMで大人気のLINEモバイルとUQモバイル。
どちらも魅力的なサービスを展開しており、選ぶのが難しいとお悩みの方も多いのではないでしょうか?
LINEモバイルはLINEアプリの年齢認証機能が制限なく利用できたり、SNSをどれだけ使ってもデータ容量が消費されないカウントフリーサービスが大きな魅力です。
一方、UQモバイルはauのサブブランドという立場を利用した、高速で安定した通信速度とキャリアメール(MMS)が使えて、定期契約(2年縛り)なしプランが選択できる点に大きな魅力があります。
そんな両格安SIMの月額料金や通信速度、サービス内容に対して比較して「どんな使い方ならどっちがオススメなのか?」が分かるように詳しく解説していきます。
LINEモバイルの特徴
LINEモバイルは各種データフリーとセットになった料金プラン(旧プラン)をサービス提供していました。※2020年2月18日(火)22:00で申込受付を終了
LINEフリープラン | ||
---|---|---|
サービスタイプ | 容量 | 月額料金 |
データ | 1GB | 500円 |
データ+SMS | 620円 | |
音声通話 | 1,200円 |
コミュニケーションフリープラン | ||
---|---|---|
容量 | 月額料金 | |
データSIM | 音声通話SIM | |
3GB | 1,110円 | 1,690円 |
5GB | 1,640円 | 2,200円 |
7GB | 2,300円 | 2,880円 |
10GB | 2,640円 | 3,220円 |
MUSIC+プラン | ||
---|---|---|
容量 | 月額料金 | |
データSIM | 音声通話SIM | |
3GB | 1,810円 | 2,390円 |
5GB | 2,140円 | 2,720円 |
7GB | 2,700円 | 3,280円 |
10GB | 2,940円 | 3,520円 |
その後、2020年2月19日からの新料金プランでは、ベーシックプランとデータフリーオプションが分離・選択できる形式になっています。※月額料金やデータフリー対象サービスの変更あり
サービスタイプ | データ容量 | ベーシックプラン | ||
---|---|---|---|---|
+LINEデータフリー | +SNSデータフリー | +SNS音楽データフリー | ||
(基本料+0円) | (基本料+280円) | (基本料+480円) | ||
音声通話SIM | 500MB | 1100円 | – | – |
3GB | 1480円 | 1760円 | 1960円 | |
6GB | 2200円 | 2200円 | 2200円 | |
12GB | 3200円 | 3200円 | 3200円 | |
データSIM | 500MB | 600円 | 600円 | 600円 |
3GB | 980円 | 980円 | 980円 | |
6GB | 1700円 | 1700円 | 1700円 | |
12GB | 2700円 | 2700円 | 2700円 |
※LINEデータフリーは月額料金0円
LINEアプリを筆頭に人気SNSの利用でデータ通信容量を消費しない『カウントフリーサービス』が最大の特徴です。
SNSを利用している日本の人口は8割を超えるといわれており、
- 1位:LINE
- 2位:Twitter
- 3位:Facebook
- 4位:Instagram
の順にユーザーが多いとされています。
コミュニケーションフリープランでは、これらすべてのSNSが高速データ通信の使用容量としてカウントされないで利用できる、自社サービスを存分に活かした画期的なサービスが大人気の秘訣です。
そして実際にLINEモバイルを利用しているユーザーは3割ものデータ消費量の削減(カウントフリー)に成功しているんです。
他の格安SIMでは利用できないLINEの年齢認証機能が使える点やユーザー間でパケットを送りあえる点など、スマホをLINEメインで使っている方にとっては他に選択肢がない究極の格安SIMサービスといえるでしょう。
公式サイトはこちら⇒LINEMO
UQモバイルの特徴
料金プラン(その他) | 容量 | 月額料金 |
---|---|---|
データ高速プラン | 3GB | 1,078円 |
データ無制限プラン | 無制限 | 2,178円 |
ぴったり・おしゃべりプラン | 容量 | 月額料金 |
---|---|---|
※ぴったり・おしゃべりプラン:新規受付は2019年9月30日まで
2019年10月1日からは契約期間の縛りなし&解除料なしの新料金プラン(スマホプランS/M/L)でサービス提供開始。※スマホプランでは10分かけ放題が月額700円、月間60分の通話パック(通話定額)が月額500円で、通話オプションとして選択可能に!
スマホプラン | 容量 | 月額料金 |
---|---|---|
※スマホプランM/L:新規受付は2020年5月31日まで(2020年6月1日からは新料金プラン(スマホプランR)のサービス提供を開始)
※スマホプランS/R:新規受付は2021年1月31日まで
2021年2月1日からは新料金プラン(くりこしプランS/M/L)のサービス提供を開始。
UQモバイルというと、よく耳にするのが「通信品質が良くて通信速度が安定して速い」という内容。auのサブブランドだけあって、純粋な格安SIMとは比較にならないスピードが出ます。
そんな通信品質・通信速度を武器に
- 『家電批評』格安SIM部門
ベスト・バイ・オブ・ザ・イヤー2016受賞辛口批評誌に選ばれる程の人気ぶりです。
一方で格安SIMと比較した場合、月額基本料金だけで比較すると割高感があります。
しかし大手並みの高速な通信速度でスマホ代と月額基本料金をトータルコストで安くしたいなら「UQモバイルを選べば間違いなし」といえるくらい一押しの格安SIMです。
公式サイトはこちら⇒UQモバイル
月額料金を少しでも安くしたい
データ通信専用プランを比較
データ容量 | LINEモバイル | UQモバイル |
---|---|---|
1GB | 500円 | – |
3GB | 1,100円~ | 980円 |
5GB | 1,640円~ | – |
7GB | 2,300円~ | |
10GB | 2,640円~ |
※安い方を青で記載
音声通話機能付きプランを比較
データ容量 | LINEモバイル | UQモバイル | |
---|---|---|---|
ぴったり | データ高速 | ||
1GB | 1,200円 | – | – |
2GB(1GB) | – | 1,980円 | – |
3GB | 1,690円~ | – | 1,680円 |
5GB | 2,200円~ | – | – |
6GB(3GB) | – | 2,980円 | – |
7GB | 2,880円~ | – | – |
10GB | 3,220円~ | – | – |
14GB(7GB) | – | 4,980円 | – |
※安い方を青で記載
同じ条件で比較できるデータ容量は3GBのみですが、月額料金はUQモバイルの方が月々10円~120円ほど安くなっています。
公式サイトはこちら⇒UQモバイル
UQモバイルのぴったり/おしゃべりプランは、はじめから無料通話オプションがセットになっており、スマトク割およびイチキュッパ割が適用されたお値段です。
スマトク割(1,000円割引)の適用条件は
- 課金開始月から起算して25ケ月間
auおよびau系格安SIMからのMNP転入以外
イチキュッパ割(1,000円割引)の適用条件は
- 利用開始月から13ヶ月間
となっています。
2017年3月1日以降にau(au系のMVNO含む)からMNPでご契約されたお客様は、キャンペーンとして「スマトク割」を適用するとともに、「データ増量キャンペーン」の対象となります。なお、キャンペーン終了時期については、別途ホームページでお知らせいたします。
引用元:公式サイト(UQモバイル)
⇒今だけ(期間限定)auからのMNP(番号移行)もスマホプラン割引が適用されます!この機会をお見逃しなく
つまり1年後にイチキュッパ割が切れて、月額料金が1,000円加算され、2年後にはスマトク割が切れてさらに月額料金が1,000円加算されます。
ただし26ヶ月以上継続利用で新たに『長期間利用割引』で1,000円割引されるので、実質増える月額料金は1,000円です。
さらにスマトク割が切れると、月々に利用できるデータ容量も2GB⇒1GBに、6GB⇒3GB、14GB⇒7GBへ半減されてしまうことからも、使用歴が長くなるほどコスパが悪くなるシステムです。
26カ月目以降に6GB⇒3GBへ半減したUQモバイルのおしゃべりプランと、LINEモバイルの3GBに10分かけ放題を加えて条件を合わせて料金比較をした場合、
- LINEモバイル:2,570円(1,690円+880円)
- UQモバイル:3,980円
月額料金の差額は1,410円になり、大手キャリアほどではありませんが割高になってしまうため、長期的にみた場合はLINEモバイルの方が安くておすすめです。
公式サイトはこちら⇒LINEMO
電話を頻繁にかける
音声通話料金の割引オプションとしてLINEモバイルには、
- 10分かけ放題オプション:月額880円※10分以降10円/30秒
UQモバイルには、
- おしゃべりプラン:5分以内の国内通話がなんどでも無料
- ぴったりプラン:最大60~180分の無料通話付き
があります。
MMD研究所によれば1日の通話時間は66.1%の方が月に5分未満と回答しています。
「1分未満」が32.5%と最も多く、次いで「1分以上3分未満」が20.6%、「3分以上5分未満」が13.0%
引用元:MMD研究所
つまりほとんどのケースで、UQモバイルの5分かけ放題サービスで問題ないのですが、上の『月額料金を少しでも安くしたい』で説明した通り、長期的にはLINEモバイルの方が安くなるうえに10分かけ放題サービスで2倍も無料通話できるのでお得です。
公式サイトはこちら⇒LINEMO
格安スマホへお得に乗り換えたい
2017年7月30日現在、UQモバイルがセット販売しているスマホは18種類です。
- DIGNO V
- HUAWEI P10 lite
- AQUOS L2
- HUAWEI nova
- DIGNO W
- BLADE V770
- DIGNO Phone
- Zenfone 3 Ultra
- HUAWEI P9 PREMIUM
- Alcatel IDOL 4
- AQUOS L
- Alcatel SHINE LITE
- Zenfone 3 Deluxe
- Zenfone 3
- LG X screen
- arrows M03
- iPhone SE
- iPhone 5s
一方、LIENモバイルがセット販売しているスマホは9種類で半数となっています。
- arrows M04
- GRAND X LTE
- HUAWEI P10
- VAIO Phone A
- HUAWEI nova lite
- HUAWEI MediaPad T2 7.0 Pro
- arrows M03
- Zenfone 3
- Blade E01
両者が扱っている2種類のスマホの料金を比較した結果がこちらの表になります。(2017年7月30日時点)
機種 | UQモバイル | LINEモバイル |
---|---|---|
Zenfone 3 | 32,184円 | 38,664円 |
arrows M03 | 31,104円 | 30,024円 |
※安い方を青で記載
機種によってバラつきがあります。
UQモバイルで安く購入するためにはぴったりプランかおしゃべりプランを契約してUQ購入サポートを適用しなければならない点に注意が必要です。
たとえば、UQ購入サポートを申し込まずにHUAWEI P10 liteを一括購入した場合、
- UQモバイル:42,984円
- LINEモバイル:38,664円
LINEモバイルの方が安くなるため、データ通信専用プランや、一括購入したい場合はLINEモバイルの方がオススメになります。
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高速で安定した通信速度を重視
UQモバイルはau回線を、LINEモバイルはドコモ回線を利用できます。
大手キャリアと同じLTE回線を利用するため、最大通信速度はドコモ回線の場合はXi(クロッシィ)相当(受信最大225Mbps、送信最大50Mbps)、au回線の場合は4G LTE相当(受信最大225Mbps、送信最大25Mbps)です。
多くの格安SIMがドコモ回線を利用してサービスを展開しているため、比較的au回線を利用した格安SIMの方が混雑せず、通信速度が速い傾向があります。
中でもUQモバイルはauのサブブランドということもあり、LINEモバイルや他の格安SIMと比較して全時間帯で通信速度が安定して速いと有名で人気があります。
公式サイトはこちら⇒UQモバイル
キャリアメール(MMS)が使いたい
大手キャリアでは当たり前に使えていたEメールとかキャリアメールと呼ばれている携帯やスマホで使えるMMSのメールサービス。
- ~@docomo.ne.jp
- ~@ezweb.ne.jp
- ~@softbank.ne.jp
基本的に携帯電話本体にしかメールが残らない仕様で匿名性も低いため、セキュリティ面と信頼度が高いため、登録制サービスによっては入力が必要な場合もあって意外と重要。
またキャリアメールへGmailなどのフリーメールを送信すると迷惑メールフィルタ機能でブロックされてしまうことも…
残念ながらLINEモバイルに限らず、ほとんどの格安SIMでMMSを利用することができません。
そんな中、大手キャリアauのサブブランドであるUQモバイルなら有料オプションではありますが、キャリアメールと同じMMSメール『〜@yahoo.ne.jp』が使えるのです。
公式サイトはこちら⇒UQモバイル
LINEアプリの年齢認証を使いたい
大手キャリアから格安SIMへ乗り換える際に意外と問題となるのがLINEの年齢認証機能です。
すでに連絡先として登録している知り合いはともかく、これからLINEで連絡を取り合いたい相手に対して『友だち追加』機能の中の、『ID/電話番号』検索が利用できなくなります。
もちろん『QRコード』機能を使って自分のIDをメールしてもらったり、相手に送ってもらってQRコードリーダーで読み込むことで友達追加することもできますが、メールアドレスなどLINE以外の連絡手段が必要になるし、そもそも面倒ですよね。
子供や学生など年齢認証機能がない方が安全だから良いという側面も確かにありますが、単純な機能制限の有無でいえば機能があるに越したことはないでしょう。
純粋な格安SIMの中では、唯一LINEモバイルだけが格安SIMで年齢認証機能が制限されることなく利用できます。
公式サイトはこちら⇒LINEMO
まとめ
LINEモバイルはLINEアプリの年齢認証機能が制限なく利用できたり、SNS(LINE、Twitter、Facebook、Instagram)をどれだけ使ってもデータ容量が消費されないカウントフリーサービスが大きな魅力です。
公式サイトはこちら⇒LINEMO
一方、UQモバイルはauのサブブランドという立場を利用した、高速で安定した通信速度とキャリアメール(MMS)が使える点が大きな魅力です。
公式サイトはこちら⇒UQモバイル
是非とも両サービスの特徴をしっかりと踏まえて、自分の使い方にマッチした最高の格安SIMをゲットしてください。
なお乗り換えを検討の方はこちらもご参考にしてみてください。