セット端末のキャッシュバックで人気を集めた格安SIMのNifMo。しかしネットやSNSの口コミでは、意外にも通信速度に対する不満の声も多く挙がっています。

 

もちろん大手キャリアと比べれば遅くなるのは仕方ありません。高画質な動画やゲームなど、利用目的によっては不向きな場合もあります。

ただ調べてみると意外と単純な設定ミスやキャリア回線とスマホとの相性(対応バンド)など、NifMoの問題ではない原因で『繋がりにくい』『遅い』と発言しているユーザーも多いことが分かりました。

 

そこでNifMoを快適に利用するために必要な設定やチェックポイントを詳しく解説していきます。



NifMo(ニフモ)が遅い・繋がらない不満の声(SNSの口コミ)

NifMo(ニフモ)が遅い・繋がらない原因と対策①:間違えて機内モードを設定している

意外と多いトラブルの原因『機内モード』。

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ポケットに入れていたスマホのロックが外れてしまい、勝手に機内モードが設定されてしまった…

そんな経験をしたことがある方も珍しくはないでしょう。

しかもNifMoに変えたばかりだと、まっさきに「やっぱり格安SIMはダメだ…」と疑ってしまう気持ちもわかりますが、まずは冷静になって設定をチェックしてみましょう。

※機内モードのスマホの画面表示例

 

なお機内モードは、設定→無線とネットワーク→機内モード(ON→OFF)で簡単に解除することができます。

NifMo(ニフモ)が遅い・繋がらない原因と対策②:NifMoのAPN設定ができていない

NifMoなどの格安SIMを利用する場合、回線を利用するためのネットワーク設定(APN/CPA設定)を端末上で行う必要があります。

なおAndroid端末ではなくiOS(iPhone)の場合には、プロファイルのインストールが必要になります。

参考NifMoを使うために必要なAPN設定の手順

NifMo(ニフモ)が遅い・繋がらない原因と対策③:デュアルSIMのSIMスロットが違う

最近のスマホはSIMカードが複数枚挿せるデュアルSIMに対応している機種が多くあります。利用したいSIMスロット番号(1/2)にSIMカードを装着した上で、対応したSIMカードのAPN設定を行う必要があります。

以下、ZenFone 4カスタマイズを例に画像で解説します。※ZenFone 4カスタマイズはDSDS(デュアルSIM・デュアルスタンバイ)に対応しており、4G+3Gの同時待受けが可能です。

 

SIMカードスロットのカバーは側面の穴にピンを挿すと出てきます。※ピンはソフトカバーの包装紙に付属

ZenFone4カスタマイズのSIMスロット
ZenFone4カスタマイズのSIMカードスロット

装着時の奥側がスロット1(SIMカード1)で、手前側がスロット2(SIMカード2)です。なおスロット2はnanoSIMとmicroSDカードとの排他仕様となっているため、どちらか一方しか利用できない点に注意が必要です。

 

SIMカードをセットした後はAPN設定を行うことで、契約した回線でデータ通信が利用できるようになります。

イオンモバイルのAPN設定手順
※IIJmioのSIMカードをスロット1(SIM1)にセットした場合のAPN設定手順

NifMo(ニフモ)が遅い・繋がらない原因と対策④:契約プランの回線とスマホの相性(対応バンド)

障害物に強く繋がりやすいプラチナバンドと呼ばれる低い周波数(900MHz帯)と、電波の直進性が高く高速で大容量のデータ転送に有利な高い周波数(2.0GHz帯)がバランスよく利用できる回線と端末の組み合わせが理想です。

 

SIMロック解除すれば異なるキャリア端末と回線の組み合わせで利用できる機種がある一方で、対応バンドが少ないためにエリアによっては電波が繋がりにくかったり、全く使えなかったりするケースがあります。

特にNifMoの場合はマルチキャリアに対応しており、回線種別がNTTドコモ回線とau回線のプランを選べるので回線とスマホの組み合わせには注意が必要です。

  • ドコモブランド端末をau回線で利用している
  • auブランド端末をNTTドコモ回線で利用している

参考スマホの対応バンド(周波数帯域)とは?

 

基本的には利用する端末と回線を同じキャリアに統一した方が対応バンドの相性が良いためトラブルのリスクを減らすことができます。

  • スマホセット(SIMフリー端末)でNifMoを利用する
  • ドコモの端末でNifMoを利用する

ドコモ、SIMフリー端末でも対応バンドが合わないスマホを利用している場合には、MNP転出手数料を払ってでも現在実施中のキャンペーンを適用して別の格安SIMへお得に乗り換えてしまうのも選択肢としてはアリです。

参考格安SIMの最新キャンペーン情報

NifMoが遅い・繋がらない原因と対策⑤:高速データ通信の通信速度制限

NifMoの場合は月間データ容量プランの上限とは別に、1日あたりのデータ通信容量を基準値として通信速度制限(200kbps)を行っていました。

ちょっとしたデータ通信のやり取りにも関わらず、電波が全く繋がらなくなってしまったり、あまりにも遅すぎる場合には速度制限を疑いましょう。※NifMoの場合は直近3日間制限ではなく1日単位

容量プラン データ通信量基準
月間 1日あたり
3GBプラン 3GB/月 650MB/日
7GBプラン 7GB/月 1,500MB/日
13GBプラン 13GB/月 2,800MB/日

なお7GBと13GBプランに関しては、2019年1月7日より、制限なしに順次切り替えが行われるようです。

2019年1月7日(月)より、データ通信プラン(7GB、13GB)における
1日あたりのデータ通信の通信速度制限を順次撤廃いたします。

引用元:公式サイト(NifMo)

あまりにもデータ通信容量が足りない事態が頻発するのであれば、大容量プランが利用できる格安SIMへの乗り換え、または他の高速無線LAN回線で月間データ容量制限なしプランの併用を検討しましょう。

混雑する時間帯で起こる通信速度低下は仕方ない…

ここまでNifMoが遅い・繋がらない原因と解決方法を紹介してきましたが、残念ながら通勤・通学(9時前後)の時間帯や、お昼休み時(12時前後)、帰宅~就寝(夕方)までの時間帯はスマホ利用者が多く、速度が上がらない傾向があります。※特に12時前後が速度低下を感じやすい時間帯

こういった混雑する時間帯に高画質の動画やゲームを快適に楽しみたいユーザーにはNifMoは不向きと言わざるを得ません。

 

回線元が起因する問題に対しては複数回線でリスク分散する方法が最も効果的といえるでしょう。

NifMoはドコモ回線とau回線のマルチキャリアに対応しているので、通信速度や通信規格の違いを考慮して複数回線を利用するなら、NifMoのドコモ回線プランとWiMAXの組み合わせがおすすめです。

参考格安SIMとWiMAXの比較!組み合わせて使うメリットとデメリット

 

複数回線を大手キャリアと変わらない月額料金で契約できるうえに、万が一どちらかの回線が通信障害で使えなくなったとしても別回線で通信できるため、トラブル時のリスク分散になります。

2018年12月6日に発生したソフトバンクの通信障害の時にも、やはり格安SIMとWiMAXを併用していたユーザーは今回の通信障害もうまく切り抜けられたようです。

 

格安SIMは、あくまでも高過ぎる大手キャリアのスマホ代を安く抑える手段と割り切り、どうしても快適な高速データ通信環境を構築したい場合には、他の高速無線LAN回線の利用を検討してみるとよいでしょう。

 

最近だと、クラウドSIMを使ったトリプルキャリア対応のクラウドWiFiというサービスも台頭してきました。環境に応じて最も繋がりやすい回線に自動で切り替えてくれるため、繋がりやすさはピカイチといえるでしょう。

参考どんなときもWiFiはトリプルキャリア自動切換だから繋がりやすい!