ソフトバンク回線が利用できるモバイルルーターとして、いろんなWiFiサービスで使われているスカイベリー(Skyberry)。
物理SIMだけでなく、クラウドSIMも搭載しており、契約するWiFiプランによっても繋がりやすさや通信速度といった使い勝手に大きな影響を与えるので注意が必要です。
そこでスカイベリーの特徴(メリットやデメリット)、おすすめのWiFiサービスについて詳しく解説していきます。
スカイベリー(Skyberry)の特徴
見た目 | |
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機種名 | Skyberry |
形状 | WiFiルーター |
インターフェース | USB2.0 |
サイズ | 約127×65.7×14.2mm |
重さ | 約151g |
SIMスロット | microSIM |
Wi-Fi規格 | IEEE 802.11 b/g/n(2.4Hz) |
接続可能台数 | 5台 |
通信方式 | FDD-LTE/TD-LTE/W-CDMA |
最大通信速度(下り/上り) | 150Mbps/50Mbps |
連続通信時間 | 13時間 |
バッテリー容量 | 3,500mAh |
独特な形状が特徴的なモバイルルーター端末『スカイベリー(Skyberry)』。
ディスプレイはないものの、ボタン一つで簡単に起動や接続ができるシンプルさを追求した機種といえるでしょう。
モバイルルーターの割にサイズが大きい分、3,500mAhの大容量バッテリーを搭載しているため、連続通信時間は約13時間の電池持ちを実現しています。
契約プランによっては物理SIMだけでなく、クラウドSIMの利用も可能。
クラウドSIMでスカイベリーを利用するメリットとデメリット
スカイベリーのクラウドSIMを使っている代表的なWiFiサービスとしては『どんなときもWiFi』が有名です。
従来のSIMカードは端末に差し込んで、ネットワーク設定(APN)することで、設定(契約)したインターネット接続のみ利用が可能となります。
ところがクラウドSIMなら、最適なSIMカード情報をクラウドサーバー上から自動適用することができます。
つまりクラウドSIMを利用したクラウドWiFiは、端末側でSIMカードを差し込んだり、設定したりする必要なく、利用環境に応じて繋がりやすいインターネット接続に自動で切り替えてくれる画期的な仕組みなのです。
こうした画期的な仕組みを利用しているため、利用環境は国内だけに留まらず、海外でも使うことができちゃうんです。
一方でサービス開始当初は通信帯域が混雑していなかったこともあり、高速で快適なインターネット環境が構築できると話題になりましたが、今では評価が逆転してきている現実があります。
どんなときもwifi検討中の方へ
まじでやめた方がいいです
これ…つながんないですしかも1週間ぐらい続いてます
さらに、コロナのせいと発表しているらしい…違約金免除で解約をさせるべきですね。対応を待ちます。#どんなときもwifi #繋がらない pic.twitter.com/tGFDUPUge3
— 龍神さん⭐️楽天経済圏に移行して3ヶ月目! (@ryujin_blog) February 29, 2020
どんなときもWiFiさん
本当に復旧してますか?
昨日も今日もこんな事に…#どんなときもWiFi pic.twitter.com/33evF2mIZS— ペンちゃんのFX (@FX93761781) March 5, 2020
どんなときもWiFi、公式発表だと3/1を目処に回線を増強するとの事。なので、今回の低速化は、契約者が増加した事で回線のパンクしただけで、品質的な不具合では無いという事か。貧弱な回線で通信無制限を謳う無責任な会社だと思うが、一先ず様子を見る事にする。
— たくさんFX (@tkuFX1) February 28, 2020
どんなときもWiFi
使い放題制限なし!
って言いながら、ユーザーに告知せずしれっと10G制限してる疑惑?#どんなときもWiFi pic.twitter.com/65iZdE4OCW— game (@game86790254) March 5, 2020
本日は、「1日10GB以上利用した場合の制限有無」について、一部誤情報がSNS等で拡散されており弊社に対するお問合せが増加しておりますので正しい情報を公式としてお知らせさせていただきます。
まず、SNS上で拡散されているような”1日10GB以上利用した場合384Kbpsに制限する”といった制限は、サービス開始当初から現在も含め、設けておりませんのでご安心ください。
ただし、制限を行う場合については、サービスサイト及び約款・重説に記載の下記の通りでございます。 「ネットワーク品質の維持および公正な電波利用の観点から、著しくネットワークを占有するレベルの大容量通信をされた場合、該当のお客様に対し通信速度を概ね384Kbpsに制限する場合があります」
引用元:公式サイト(どんなときもWiFi)
直近3日間制限以外にも、大手3キャリアの繋がりやすい回線へ自動的に切り替わる画期的なクラウドSIMとして人気を博したどんなときもWiFiですが、実際はほとんどソフトバンク回線の電波しか掴まないとの声も多く上がっています。
どんなときもWiFi、シャレにならないレベルの通信障害、超低速、トリプルキャリア接続と言いつつソフトバンクにしか繋がらない、サポートもクソ、などひどいレビューのオンパレード。WiMAXから乗り換えようと思ってた時期があったが、ほんと乗り換えなくてよかった…ツイッター広告うつのやめては。
— nerdcorekid(白ケロリン) (@nerdcorekids) March 8, 2020
また再起動することで繋がったり繋がらなかったりするなど、むしろクラウドSIMという不安定さ(デメリット)が散見されるように…
どんなときもWiFiまた繋がらなくなった…再起動でなおったけど障害頻度ヤバくない?
— mika (@mikan3457) March 2, 2020
物理SIMでスカイベリーを利用するメリットとデメリット
スカイベリーの物理SIM(microSIM)を使っているWiFiサービスとしては『エヌズカンパニー』からポケットWiFiが登場。
エヌズカンパニーのPocket WiFiサービスは高品質である法人回線を用いた個人向けサービスなので、昼休みや夕方などの混雑する時間帯でも比較的繋がりやすい特徴があります。
またWiMAXやワイモバイルのような直近3日間の速度制限がない点も、月間データ通信量が使い放題のプランとしては大きなメリットといえるでしょう。
参考エヌズカンパニーのポケットWiFiを使ってみた感想・評価(実機レビュー)
大容量が安くて速いエヌズカンパニーのPocket WiFiですが、唯一の注意点は最低利用期間と契約解除料といえるでしょう。
契約期間 | 契約解除料 |
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~12カ月以内 | 67,500円 |
13~24カ月以内 | 46,000円 |
25~36カ月以内 | 24,500円 |
※37カ月以降は契約解除料:24,500円(更新月以外の解約時)
というのも、特殊で高品質な法人回線を用いていることもあり、初期の解約違約金を高く設定しておかないとサービスとして成り立たない背景があるといえるでしょう。
また当初は月間データ容量使い放題プランでしたが、新型コロナの影響でテレワークなどの需要が増え、通信帯域がひっ迫している要因もあってか、今では100GBの月間利用制限が設けられています。※他のポケットWiFiサービスも同じ制限あり
スカイベリーの国内利用は物理SIMがおすすめ
サービス開始当初は通信帯域に余裕があったので、安定して高速なデータ通信環境が構築できるうえに利便性も得られるクラウドSIMに人気が集まっていました。
ところがトラフィック量が増加してきた今ではクラウドSIMの通信の不安定さが目立つようになり、再び物理SIMが脚光を浴びるようになってきました。
とはいえ新型コロナの影響でテレワーク需要が増加するなど、世の中の通信帯域が混雑している状況下では、物理SIMでも通信が不安定になりがちです。
その点、エヌズカンパニーのポケットWiFiは高品質な法人回線を使った個人向けWiFiサービスなので、スカイベリーを使って少しでも通信の安定性を重視したい方にはおすすめのプランといえるでしょう。