NifMoから他の格安SIMへ乗り換える場合、MNP(モバイル・ナンバー・ポータビリティ)を利用することで、大手キャリアと同じように今使っている090や080、070から始まる携帯電話番号をそのまま引き継いで使うことができます。
ただしNifMoでは
- 名義変更ができない
- 最低利用期間7カ月(解約違約金8,000円)
- MNP転出手数料3,000円
- MNPできない格安SIMがある
など、MNPを利用して乗り換える場合、いくつか注意すべきポイントがあります。
事前に準備しておかないと
そもそも契約ができなかった…
契約できたけどスマホが使えなかった…
などのトラブルに遭遇してしまいます。
そこでNifMoからMNP予約番号を取得する前の準備~取得する方法・手順について、注意点を交えながら詳しく解説していきます。
NifMo(ニフモ)からMNP転出する大まかな流れ
NifMoから格安SIMへMNPを使って乗り換えるために必要な、大まかな手順は以下の通りです。
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手順1. 事前準備
契名義変更(確認)やSIMロックの有無を確認しておきます。
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手順2. MNP予約番号を取得
NifMoからMNP予約番号を取得します。
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格安SIMの公式サイトへ移動して、MNP予約番号を入力して契約します。
ざっと流れが頭に入ったところで、実際に手順1の詳細から順を追ってみていきましょう。
なお、転入先の格安SIMによって
- MNP予約番号の必要な有効期限
- 今使っているスマホの継続利用
などMNPの注意点や条件が異なってきます。
すでに乗り換え先の格安SIMが決まっている場合は、こちらでMNP転出~転入するまでの詳しい手順や注意点を解説しているので、是非とも参考にしてみてください。
手順1-1. NifMo(ニフモ)と転入先で契約者名義を統一しておく
NifMoからMNP予約番号を取得して、いざ契約しようとしたら
契約者名義が違っていて契約できなかった
という事例が格安SIMサービスを展開するmineoで急増しているそうです。
MNPお申し込みの際に、「契約名義間違い」にてお申し込みがお受けできないケースが多数発生しております。
引用元:公式サイト(mineo)
しかしこの問題はmineoに限った話ではなく、他の格安SIMでも起こります。
たとえば『NifMoの時には親の名義で契約していたけど、乗り換え先の格安SIMでは自分の名義で契約する』なんてケースが該当します。
そんな場合は残念ながらNifMoでは本人以外への名義変更はできないので、同一の契約者でMNP予約番号を取得して乗り換えるか、MNPを利用せずにNifMoを解約して新規契約する必要があるので注意しましょう。
手順1-2. スマホを継続利用するならドコモ回線の格安SIMを選ぶ
SIMロックされたスマホであっても同じ回線を利用している格安SIMやSIMロックを解除することで、携帯電話会社を他社へ乗り換えてもスマホを継続利用できるケースがあります。
NifMoの場合は多くの格安SIMが利用しているドコモの回線を利用しているので、ドコモのSIMロックが掛かったスマホは乗り換え先の格安SIMで継続利用できる可能性は高いです。
なお、SIMフリーのスマホであってもau回線の格安SIMへ乗り換えを検討している場合には、au回線で扱っている周波数帯に機種が対応しているか、事前にしっかりと確認する必要があります。
手順1-3. 音声通話対応SIMカードの最低利用期間と解約違約金
NifMoの契約には
- データ通信専用SIMカード
- SMS対応SIMカード
- 音声通話対応SIMカード
という3種類の契約タイプがあります。
そのうち、音声通話対応SIMカードの場合は利用開始月および、利用開始月の翌月から6カ月以内に契約解除で、音声契約解除手数料8,000円が発生する最低利用期間が設けられています。大手キャリア特有の2年縛りはありませんのでご安心ください。
手順1-4. MNP転入できない格安SIM(MVNO)がある
NifMoからはMNPを使った乗り換えができない格安SIMがあることに注意が必要です。
NifMoから「OCNモバイルONE、ぷららモバイルLTE、Master`sONE、GTN MOBILE、Sun-Netモバイル、MORAモバイル、ANSIM(アンシム)、MUSASHI MOBILE、LINEモバイル、J・mobile、ハルモバイル、坊っちゃん電力のSIMカード、大一でんわ、Any-Mo(エニモ)、やまとモバイル、カシモ、J1mobile、@Sモバイル」へのMNPによる転出および、上記事業者からNifMoへの転入は行えません。
※ 対象の事業者は2017年3月1日時点の情報です。事業者は事前予告なく追加される場合があります。引用元:公式サイト(NifMo)
有名どころだと、OCNモバイルONEやLINEモバイル、ぷららモバイルといったMVNEがOCN系のMVNO(格安SIM)では、NifMoからMNP転入できないことが明記されています。
ちなみに、昔はIIJmioやDMMモバイルなどIIJ系MVNO間でもMNPできない時期がありましたが、今では基本的に問題なく利用できます。
なので今後改善される可能性はありますが、現状ではNifMoからMNPする場合は転入先の格安SIMがOCN系でないことを、事前にしっかりと確認しておきましょう。
手順2. NifMo(ニフモ)からMNP予約番号を取得する
事前準備が完了したら、いよいよMNP予約番号の取得です。
MNPを利用して他社に乗り換える場合は、現在契約している携帯電話会社(NifMo)から携帯電話番号や契約者などが紐づいているMNP予約番号を発行してもらい、その情報をもとに乗り換え先の携帯電話会社(格安SIM)でMNP転入手続きを行います。
そうすることでNifMoで使っていた電話番号がそのまま乗り換え先の格安SIMでも利用できるというわけです。
MNP予約番号はインターネット(WEB)から取得することができます。
MNP予約番号の入手先(NifMo)
- WEB:
- NifMo利用状況照会
取得したMNP予約番号は@niftyのメールアドレスに通知され、NifMo利用状況照会ページからも確認できます。
MNP予約番号を取る際は
- 3,000円のMNP転出手数料
- 取得後15日間の有効期限
があることに注意しましょう。
大手キャリアと違ってMNP予約番号は即日発行とうわけにはいきません。予約番号の発行までは2〜3日程度掛かることに注意しておきましょう。
また格安SIMによって契約に必要な残りの有効期限が異なります。
弊社オンラインショップでお申し込みの場合、MNP予約番号の取得日から2日以内にお申し込みください。
引用元:公式サイト(UQモバイル)
MNPの有効期限が15日あるからといって格安SIMへの契約手続きを先延ばしにしないよう気をつけましょう。
NifMo(ニフモ)からMNP予約番号を取得する方法まとめ
MNPを利用して電話番号そのままでNifMoから他の格安SIMへ乗り換える契約者名義は同一人物の必要があります。
音声通話対応SIMカードの場合は最低利用期間が7カ月間設けられており、期中の解約違約金は8,000円です。
MNP予約番号を取得するのは簡単ですが、OCNモバイルONEやLINEモバイルなど、一部の格安SIMへMNP転入できない点や、
- 3,000円のMNP転出手数料
- 取得後15日間の有効期限
があることに注意しましょう。
さらにMNP予約番号は即日発行されず、2〜3日掛かることにも注意が必要です。いざ契約するときに不備があってMNP予約番号を取得し直したい場合は、15日間待たなければ再度発行してもらえません。
事前準備をしっかりと行って少しでも無駄な出費と時間を減らすようにしましょう。
特典情報⇒NifMo
手順3. NifMo(ニフモ)のMNP予約番号で契約する手順
なお、格安SIMのMNP転入手順や注意点はこちらで詳しく解説しているので、参考にしてみてください。
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