今使っている電話番号そのままで他社へ乗り換えられるMNP(モバイル・ナンバー・ポータビリティ)。オンライン専用プランのLINEMOではインターネットを使ってMNPする必要があります。
とはいえ心配ご無用!LINEMOなら自宅で簡単に、不通時間なしで回線が切り替えられるので安心です。ただしMNPを利用して乗り換える場合、いくつか注意すべきポイントがあります。
事前にしっかりと準備しておかないと、
そもそも契約ができなかった…
契約できたけどスマホが使えなかった…
などのトラブルに遭遇してしまいます。
そんな『LINEMOのMNP転入方法・手順』を詳しく解説していきますので、是非とも快適なスマホライフを手に入れてください。
LINEMOへMNP転入する大まかな流れ
LINEMOへMNP転入するために必要な大まかな手順は以下の通りです。
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手順1. MNP予約番号を取得
今、契約している携帯電話会社から、MNP予約番号を取得します。
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手順2. 公式サイトで契約
LINEMOの公式サイトへ移動して、MNP予約番号を入力して契約します。
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手順3. LINEMO回線へ切替
自宅にSIMカードが届いたら、電話or手続きサイトで転入手続きします。
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あとは開通されるのを待つだけです。LINEMO回線が利用できるようになります。
ざっと流れが頭に入ったところで、実際に手順1の詳細から順を追ってみていきましょう。
手順1. 転出元でMNP予約番号を取得
まず、今お使いの電話番号を他社で利用するために、MNP予約番号を取得します。
今使っているスマホや携帯電話が大手キャリアの場合は電話で簡単に取得することができます。参考までに電話番号を載せておきます。
ドコモの受付先
- 携帯:
- 151
- 固定:
- 0120-800-000
auの受付先
- 共通:
- 0077-75470
ソフトバンクの受付先
- 携帯:
- *5533
- 固定:
- 0800-100-5533
受付時間はどのキャリアも9時〜20時です。取得したMNP予約番号はSMSで送られてきます。
MNP予約番号を取る際は
3,000円程度のMNP転出手数料- 取得後15日間の有効期限
があることに注意しましょう。※2021年4月1日以降、大手キャリアのMNP転出手数料は無料化されています。
MNP転出手数料は利用している携帯電話会社によって料金が多少異なります。
事前にいくらか確認しておくと良いでしょう。
手順2. LINEMOの公式サイトで契約
次に、LINEMOの公式サイトへ移動して、MNPを利用するための手続きを行います。
LINEMOには、MNP予約番号の有効期限(15日間)に加えて『有効期限が10日以上』という独自ルールがあります。
つまり実質的な契約までの期限はMNP予約番号を取得後、たったの5日間というわけです。
期期限内に契約できなかった場合は、再び取得し直すために15日間待つ羽目になります。
手間が掛かかるうえに、ひと月乗り遅れるだけでキャンペーンや更新月をまたいでムダな出費にもつながりる可能性があります。
そこでMNP予約番号を取得する前に公式サイトから選択画面を事前に確認しておき、当日は失敗することなくスムーズに手続きを済ませましょう。
MNPを利用した契約手続きの詳しい手順
1. まず、下のリンク(LINEMO)から公式サイトへ移動します。
公式サイトはこちら⇒LINEMO
2. 次に、公式サイトの『今すぐ申し込む』ボタンを押し、該当する契約形態を選択し『サービス選択に進む』ボタンを押します。
その際、MNPの場合は『予定しているお手続きを教えてください。』の項目で『今の電話番号をそのまま使用する』を選択しましょう。
ちなみにLINEMOでは端末のセット販売は行っていないため、SIMのみ契約のみとなります。
また、パソコンやタブレットからLINEMOを契約する場合、eSIMは選択できない点に注意が必要です。
eSIMを契約したい場合はスマホの画面上からLINEMOを契約しましょう。
3. プランやオプションの選択
3-1. プラン選択
月々のデータ通信の利用状況に応じて、データ容量3GBの『ミニプラン(月額990円)』か、データ容量20GBの『スマホプラン(月額2,728円)』を選択します。
3-2. 通話オプション(税込)
電話番号で通話する時間や頻度に応じて『通話準定額(月額550円)』、『通話定額(月額1,650円)』、『なし(月額0円)』の中から選択します。
※現在(2021年9月13日)は通話準定額が1年間無料で使えるキャンペーン中なので、あまり電話の頻度がない場合も通話準定額がオススメ!
4. お客様の情報を入力
4-1. のりかえ(MNP)情報
ここで転出元の事業者から取得したMNP予約番号の情報(電話番号、10桁の予約番号、有効期限)を入力していきます。
4-2. 契約者について
契約者の国籍や氏名、性別、住所などの情報を入力します。
4-3. 利用者について
契約者と利用者が異なる場合は、利用者の情報も入力します。
4-4. 支払い方法
支払い方法には『クレジットカードで支払う』と『口座振替で支払う』の二通りの方法から選択できます。※VISA / Master / JCBマークがついているデビットカードも利用可(J-Debitは利用不可)
※現時点(2021年9月13日)では、ゆうちょ銀行の利用は不可
4-5. 本人確認書類のアップロード
契約者情報や身分証明書の画像データをアップロードする際、LINEMOではスマホで本人確認書類を撮影・送信する必要があります。
- 物理SIMの場合:運転免許証、国民健康保険証 + 補助書類、マイナンバーカード、日本国パスポート、住民基本台帳カード + 補助書類、社会保険証 + 補助書類、身体障がい者手帳、療育手帳、精神障がい者手帳
- eSIMの場合:運転免許証、運転経歴証明書、マイナンバーカード、日本国パスポート
まだ本人確認書類画像を準備していない場合は『画像を選択、または撮影する』ボタンを押して撮影します。※画像がある場合は選択してアップロード
審査がスムーズに行われるように、顔写真や文字はくっきりと読み取れる画像を準備しましょう。
※OKボタンを押すまで撮影は何度もやり直し可能
あとは申込内容の確認や、重要事項の確認を行い、チェックを入れて『上記に同意の上申し込みを確定する』ボタンを押すだけです。
契約後、ほどなく申し込み内容が記されたメールが届きます。
公式サイトはこちら⇒LINEMO
手順3. 他社回線からLINEMO回線への切替
物理SIMの場合は契約の手続きが完了すると数日して自宅にSIMカードが届きます。
LINEMO回線へ切り替える詳しい手順
LINEMOではWebページ経由と、電話での開通手続きが可能となっています。
Webで切り替える方法
- 受付時間:9時~20時半まで
- 切替手順:LINEMOのSIMカード初期設定ページで受注番号を入力すると、回線切替画面へ遷移するので、『切替予定の電話番号』と『ネットワーク暗証番号』を入力し、『認証する』ボタンを押します。
※申し込み時に設定した4桁のネットワーク暗証番号と受注番号が必要※受注番号はメールを参照
電話で切り替える方法
- 受付時間:10時~19時まで
- 切替手順:LINEMO回線切替窓口に電話→1→電話番号→1→暗証番号→1の順に入力
※申し込み時に設定した4桁のネットワーク暗証番号が必要
SIMカードと同梱されていたマニュアルで紹介している回線切替方法には、LINEMO回線切替窓口へ電話する方法しか載っていませんでした。なので、私の場合は音声ガイダンスに従って回線切替を行いましたが、難しいことはなく簡単に終わりました。
初期設定について、より詳しく知りたい方はLINEMOの公式動画(SIMカードの初期設定)を参考にするとよいでしょう。
回線切替は基本的に数十分~長くても2時間程度で完了します。(参考:私の場合は数分で開通※音声ガイダンスで回線切替後にSIMカードを入れ替えてAPN設定を終える頃には開通)
さすがにキャリア回線(SoftBank)を使ってるだけあって、通信速度も悪くないです。※5G未対応スマホ
なおSIMカード到着日を1日目として、6日以内に回線切替を行わなかった場合は7日目に自動的に回線切替となる点に注意しましょう。
ただし、まだSIMカードを差し込むだけではLINEMO回線を利用してデータ通信を行うことができません。
今まで他の携帯電話会社で利用していたスマホや、LINEMO以外で購入したスマホには、別途ネットワークの設定が必要になります。
iPhone(iOS)のネットワーク(APN)設定
LINEMOではAndroid端末はAPN設定が必要ですが、iPhoneの場合は自動的にプロファイル設定が行われるため、基本的に設定は不要となっています。
ただし、LINEMOの前に利用していた通信事業者の構成プロファイルが残っている場合は、削除して再起動しておく必要があります。※キャリア設定アップデートは『設定』▶『一般』▶『情報』で実行可能
なお、上記方法でうまくいかない場合には、APN構成プロファイルをダウンロードすることで設定することも可能です。
Androidのネットワーク(APN)設定
- まず、スマホの『設定』アイコンを押します。
- 設定画面の『モバイルネットワーク』を押して、『モバイルデータ通信』に☑して、『高度な設定』⇒『APN設定』の順に押していきます。
- LINEMOのネットワーク情報を入力して保存します。
- 『APN接続』または『設定を有効にする』に☑します。
ネットワーク名 | 任意の名前例)LINEMO |
---|---|
APN | plus.acs.jp |
ユーザー名 | lm |
パスワード | lm |
MCC | 440 |
MNC | 20 |
認証タイプ | CHAP |
APNタイプ | default,mms,supl,hipri |
※テザリングできない際は『MVNOの種類』の項目に『SPN』を設定することで解消するケースあり
なお上の手順は2021年8月21日時点でのAndroidのネットワーク設定です。※端末によってAPN設定の項目名が若干異なるケースあり
現時点での最新情報(詳細手順)は事前にしっかりと公式サイトで確認しておきましょう。
公式サイトはこちら⇒LINEMO
LINEMOへMNPで乗り換える注意点まとめ
以上、LINEMOにMNP転入するための詳細手順を紹介してきましたが、さいごに注意点だけ簡潔にまとめますので、是非とも参考にしてください。
MNP予約番号を取る際は
3,000円程度のMNP転出手数料- 取得後15日間の有効期限
があることに注意しましょう。※2021年4月1日以降、大手キャリアのMNP転出手数料は無料化されています。
さらにLINEMOの場合は『MNP予約番号の有効期限が10日以上』という条件があるので、実質取得したら5日以内に契約手続きを済ませる必要があります。
LINEMOの回線を利用するためにスマホ側でAPN(CPA)設定が必要です。
SIMカード到着日を1日目として6日以内に回線切替を行わなかった場合は7日目、自動で回線が切り替わってしまうのでご注意ください。
事前準備をしっかりと行って少しでも無駄な出費と時間を減らすようにしましょう。
公式サイトはこちら⇒LINEMO